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旅行から数日、日に日に冷えていく気温に合わせて
カーディガンとブレザーという組み合わせに衣替え。
小春は「末端冷え性」と言いながら
急にわたしの首にピタッと手を添え、
わたしがその冷たさに「きゃあ！！」と驚く所を
クスクスと笑う。非常に悪趣味な女である。
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そんな平凡な毎日が続いていたとき
わたしは階段で すれ違い様にある女の子に引き止められた。
？『あの、』
『…え、わたしですか？』
急に話しかけられ戸惑うわたしに
その女の子は淡々と話し始める。
？『わたし、楠 亜弥 っていいます。
あなた、川尻先輩と付き合ってるんですよね』
" あや " という名前を聞いて 引き止められた理由が
何となくわかった。
わたしが旅行中にふと見た " aya " という女からの
" わたし、川尻先輩のこと本気ですから "
というメッセージ。
上靴の色を見ると 青色で 1年生だということが
ハッキリとわかった。
『そうだけど…何か…』
亜弥『何か、じゃないです。
わたし川尻先輩のこと本気なんです。3年前からずっと。』
3年も前から蓮のことが好き、ということは
わたしよりもずっと前に
蓮を好きになったということ。
それなのに こんな新参者に…という目で
こちらを睨む "あや" という女に恐怖を覚えた。
亜弥『何が言いたいかもうわかりますよねえ？』
『…え？』
亜弥『鈍感なんですか？物わかりが悪い。
川尻先輩と別れろ、って言う事なんですけど。』
年下で しかも初対面の女に
どうしてこうも言われなければいけないのだろう。
けどここで怒るのは 年上として恥ずかしくて
冷静にものを言う彼女に ムキになるのは違っていて
『いや…無理なんですけど…』
と答える。
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その時、小春が階段を降りてきて
小『なにしよーと？ご飯食べるよ？？』
とわたしを手招きする。
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小春グッドタイミング、と思いながら
『じゃあ…。』
と"あや"を軽くあしらうようにその場を去る。
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亜弥『あの女、覚えてろよ…』
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このあと あんな事件が怒るなんて
誰も想像出来なかっただろう。
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^^(プロフ) - コメント失礼致します！お話最高です🤦♀️続き待ってます (2022年6月16日 7時) (
レス) @page37 id: feebfdcf28 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるぼ(プロフ) - 初コメ失礼します！久々の更新めちゃくちゃ嬉しいです！大変だとは思いますが作者様のペースで頑張ってください！ (2021年9月3日 23時) (レス) id: f73fdc9b1f (このIDを非表示/違反報告)
さもん(プロフ) - このお話大好きで前作から読ませていただいてます＾＾ 蓮くんっぽい…！更新楽しみにしてます！ (2021年7月6日 22時) (レス) id: 7afefd35cd (このIDを非表示/違反報告)
萌萌 - 続編おめでとうございます！一話からもどかしさに悶え散らかしながら一気に読ませていただきました……博多弁の蓮くんが最高すぎます；；今後も更新楽しみにしています！！ (2021年6月5日 22時) (レス) id: 474e5b913e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：as | 作成日時：2021年6月3日 21時
