3、説教 ページ4
「国木田くんッ!君にこんな美女の妹がいるなんて私聞いてないよ?!ねぇねぇ」
復活したらしい太宰が兄をつつく。
少し…いや、結構変わった人だ。
「煩い太宰!別に言う必要も無かっただろう」
「こんなにも素敵な少女の存在を隠していたなんて!!私、国木田くんの妹、お嫁さんにもらいたi…ゴフッ!」
「国木田さん今完全にアウトな音しましたよ!?」
頭にきたのか太宰を殴った兄。
これには白髪の少年も慌てて声をかけた。
「全く。人の妹にまで手を出すとはどこまでも唐変木なのだな貴様は」
「お兄ちゃん!!」
「?!」
Aの怒鳴り声で社内がシンと静まり返る。
「人を殴るってどういうことよ!さっきから投げたり殴ったり、もし打ちどころが悪かったら取り返しがつかないかもしれないのよ?!もう少し人の気持ちというものを〜〜〜」
さっきから殴られている太宰に同情したのであろうAは国木田に説教を始めた。
国木田はというと、黙ってそれを聞いている。
『国木田さんが怒られている…?!』
武装探偵社のお母さん的存在である国木田。
少女は知らないのだ。少しの殺意すら湧く太宰の自由奔放すぎる日々の姿を。
それでも、彼に説教出来るのは後にも先にも彼女だけだろう。
怒られている国木田があまりにも可愛そうだと、見ていられなくなった白髪の少年、敦とナオミの兄、谷崎は暫くしてAを止めに入ったのであった。
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ゆいたろー!(プロフ) - ぺぽんさん» わー!有難う御座います!この作品また見たいと思ってたので嬉しいですッ!! (1月24日 21時) (レス) id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - お相手の作品が削除されたことを確認しましたので、再び公開しようと思います。これからもこの作品をよろしくお願い致します。 (1月15日 17時) (レス) id: a5e819fb1a (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - ゆいたろー!さん» ゆいたろー!さん、申し訳ありません。悩んだ末、二章以降を非公開にすることを決めました。こちらを読んでくださる人もいることは重々承知していますが、このまま盗作され続けるのは嫌でした。 (1月10日 18時) (レス) id: a5e819fb1a (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - ゆいたろー!さん» 完結した後でも作品を読んでくれている方がいるのは、とても嬉しいです。作品を書き続ける活力になります。これからもこの作品をお楽しみください。他にも作品を投稿しているので、お時間があればそちらもぜひ。 (1月10日 17時) (レス) id: a5e819fb1a (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろー!(プロフ) - いえいえ、お役に立てて光栄です。これからもこの小説楽しませていただきます (1月10日 17時) (レス) id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺぽん | 作成日時:2022年5月7日 15時