まさかのまさかど ページ31
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Aと事務所の廊下を手を繋いでブンブン揺らしながら歩いていたら
「え！！！ひめちゃんとおり！！」
っていう馬鹿でかい声が後ろから聞こえる。
横で俺の手を繋いでにこにこしていたAは振り向いて目を輝かせてからブンブンやつに手を振る。
「まさかどくん！！」
俺も後ろを振り向こうとした瞬間痛いぐらいに抱きしめられる俺とA。
「ばか！痛い痛い！！」
「あーごめんごめん久しぶりすぎて！」
「んー！正門くんだぁ！」
って目が輝いてるA。さっきまで俺と二人だったのに。
「久しぶりやなぁ！今日もかわいい！」
「正門くんも今日もかっこいいです！」
「うわ嬉しすぎるおり聞いた！？｣
鼻の下伸ばして俺に問いかけたあと、Aにまたハグをしてる正門くん。
これはたから見たら危ない画だぞ？？
俺とAの時間を邪魔したから頭をバシッと叩くと、俺をだきしてめて「今日もツンデレやな〜かわいい」ってゆらゆらしてくる。
「もう〜！はいはい！わかったわかった！」
充電、充電って音符がつきそうにご機嫌に唱えながらまた次はAとハグしてる正門くん。
「よし！これでこの後も頑張れるわ！ありがとうな！」
ってAの頭を撫でて、少し見つめあった後に、帰るのかと思ったら俺の耳元に
「ごめんな、二人の時間邪魔して、見つけてもうたから」
って分かってたのかよ、、
うざいからちょっとフンって顔を逸らすと「ごめんやん！｣って
顔をのぞきこんでくるからAの手を引いてその場を後にする。
控え室に戻ってAを膝に乗せながら抱きしめてるとピコンと携帯にきた通知。
『おり、ごめんなあ』
って、とりま1週間は絶対既読無視する。
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作者名：にゃん | 作成日時：2023年2月5日 3時
