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あざといこ ページ1




「ねぇねぇ、今日もかわいい?」


「今日のAもかわいいよ大丈夫!」


ふわふわの甘めの声が今日もかわいさ全開の雛姫Aちゃん。
ふわふわのピンクのニットに黒のミニスカート。


うん。今日もうちのお姫様かわいい。


「りゅせ?」


黒田くんに毎日の確認事項をしてたと思ってた、


指輪の映える天使の手は俺の膝の上で

しゃがみこんで覗き込んでくるくりくりの目に

すらっとした高い鼻に思わずキスしたくなるような小さい口。



思わずかわいいって呟くのを我慢して「どしたの?」って
問いかける。



「りゅせなんか考え事してそうだったから、?」


「んー、俺からしたら深刻な悩み的な?」


「えー?深刻な悩み?Aでよかったら話聞くよ?」



こてんと首を傾げてまゆを下げる姿がかわいくて愛おしい。

Aちゃんが可愛すぎるから悩み的な?って
キャラじゃないよな?キモイよな?って葛藤する俺の心。


葛藤を繰り返して一人で百面相をしていたら少し冷たい何かが
俺の手をぎゅっと掴む。


「りゅせだいじょうぶ?」


無理だ。かわいいが過ぎる。
俺がんばれって自分を応援する俺の顔はきっと赤い。


「もうA辞めてあげて笑」


「んー?なにがあ?」


「竜生、Aかわいすぎて困ってんの。」


檜山くん、勝手に俺の心の奥底に秘めてたものをばらさないでください。


「りゅせそうなの?」



俺今日も生きてて幸せです。なんて考えつつもAちゃんには嫌われたくないから言えない。



「そうかも。今日もかわいいね。」



なんて少し大人ぶってAちゃんの頭を撫でてみる。


「ふふっ、りゅせの手好き。」


ってちょっと照れたように笑って目を細めるAちゃん。


やっぱりあざとい。
でもあざとくても許されるのがうちのお姫様。


女の子の中でも小さい身長に、
転けたら折れちゃうんじゃないかってくらい細い手足。

それでもってかわいい甘めのルックスに甘い声。

甘え上手な性格に惚れた男は数えきれないだろう。




俺もその中の1人でAちゃんの特別にいつかなれたらいいななんて。




いつの間にか湧くんの元に行っておはようのぎゅーをするAちゃんを見つめる。


「竜生、顔やばいよ」


「まじ今日もかわいすぎ」


完全ににやけを抑えれてない俺にマジレスしてくる檜山くん。


俺は朝から幸せです。





ご機嫌なりゆう→



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作者名:にゃん | 作成日時:2023年2月5日 3時

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