厨二病派?常識人派? ページ9
「えーと。ぶっちゃけちゃいますと。
私、この世界の住人じゃありません」
私、この世界の住人じゃありません。なにか問題でも?と言いたいところだが。なんか厨二病みてえだな私。
「住人じゃない?」
わーお堂上教官。イケメンだなおい。
「そうです。トリップしてきた、というとわかりやすいでしょうか。あーっと、説明しにくいので、今この世界を『図書館世界』とします。私の世界では、この図書館世界は小説の中のお話なんです。登場人物は皆さん。一応完結していますが、別冊なども出ていて、本編も合わせて六巻まであります」
どこまで言って大丈夫だろうか。ずっと考えていることだった。パソコン触ってないのにこんなに頭回転すんの初めてかも…。
「主人公は―――笠原郁さん」
「あたし!?」
私の中で言っていいのはここまでだと思った。神様これくらい見逃してねー!!
つかみんな超驚いてるよ、あっそうか笠原が主人公なのが信じれないのか!っておいそれ失礼だな!
「笠原が主人公って…」
「Aちゃん…その小説、ちゃんと話成り立ってるの?」
「失礼だなあんたら!」
「ぶはっ」
あ、やべ。吹き出しちゃったよもうー。おもしろすぎるよこの人ら。変な目で見られてるよでも笑いが止まらない←
「おい、大丈夫か」
「あ、や、すんません、すぅーはぁー」
深呼吸して笑いを収める。
「いや、皆さん私の知ってる図書館世界の通りの人で。そんな人達に自分の身の上話してる私ってなんなんだろうって思ったら笑えちゃって」
あぁー今でも笑いたくなるよ。
「とにかく、私がここにいるのはトリップしてきたからです。理由はわかりません。変な夢みたいなのを見て、姿の見えない奴が話してきたんですよ。『お前図書館戦争っつー小説の世界いってこい』って。どうせ夢だと思って、『へいへーい』って了承しちゃって。起きたら見知らぬ部屋で小牧さん爆笑でココア飲んで、というわけです」
「最後の一文には脈絡がなさすぎるが想像できるから質問しない」
堂上教官見事なツッコミ。
「では、質問はありますか?」
「私達が登場人物の小説って、『図書館戦争』っていうの?」
「はい。簡単にあらすじを話すと、『図書隊と良化特務機関。良化法の検閲やらそのほか人間関係やらを巡っての抗争、トラブル。それに立ち向かう笠原郁はじめ関東図書隊。さてメディアの自由の結末は――――!?』みたいな」
―――――
gdgd
ラッキーカラー
あずきいろ
118人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「トリップ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kaka(プロフ) - あやかさん» うんうんw逃避したいww (2013年3月28日 20時) (携帯から) (レス) id: c205dda114 (このIDを非表示/違反報告)
kaka(プロフ) - 銀さん» コメありがとうございます!がんばらさせて頂きますw (2013年3月28日 20時) (携帯から) (レス) id: c205dda114 (このIDを非表示/違反報告)
銀(プロフ) - はじめまして〜♪kakaさんの小説めっちゃ面白いですね!これからも頑張ってください! (2013年3月27日 18時) (レス) id: 9001ea0928 (このIDを非表示/違反報告)
kaka(プロフ) - あやかさん» wwうちはまだ数年、勉強しまくらなあかん〜…主ちゃんマジ憧れるw (2013年3月27日 8時) (携帯から) (レス) id: c205dda114 (このIDを非表示/違反報告)
kaka(プロフ) - あやかさん» 激しく同意ww全くだ、小説で勉強が身につけばいいのに← (2013年3月23日 16時) (携帯から) (レス) id: c205dda114 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kaka | 作成日時:2013年1月11日 19時