物事は計画的に派?無計画的に派? ページ44
「すいませーん」
「はーい」
隊員食堂の厨房だった。
「私、以前隊員食堂の厨房任されてた桂木です」
「あぁ!お話は聞いてますよー。なんでも鶏そぼろ丼でこの隊の男達の胃袋わしづかみにしたとか…」
「え、そんな話になってるんですか?わしづかんだ覚えはないんだけどな…あの、今日はお願いがあってきました」
「お願い?」
「はい。今から1時間、厨房をお借りできませんか?調理台とコンロ1つあれば十分なんですけど」
「厨房を?まあ、もう3時半だからお昼のピークはすぎてるけど…なにか作るの?」
「ちょっとした、プレゼントといいますか。お世話になっているお礼みたいなもんです」
「そう…わかったわ、私も夕食の仕込みとかでうろうろするけど構わない?」
「もちろんです。ありがとうございます」
よかったよかった。一安心しながらもスーパーと百均で買ってきたものを取り出した。
それから1時間。調理を終えて片付けも済ませた私は、新しい厨房のおばちゃん(名前は神崎さんというらしい。『おばちゃん』なんて言葉とは無縁の綺麗な女性だった)にお礼を告げて、荷物を持って部屋へと戻った。部屋にかけられた時計の時間を確認する。
「5時前か。計画通りー」
机に荷物を置いて、自分専用となったマグカップを手に取る。部屋でなにか飲むときは、パックのジュースもしくはコーヒーやココアをマグカップに入れて飲む。そのため、郁ちゃんや麻ちゃんにも専用のマグカップがある。
「んー今日はアイスココアにしよ」
冷たいココアを飲んで、机に荷物を広げていく。さっき作ったやつと、箱がいくつか。リボンやらテープのりやら紙袋。全部百均である←
「郁ちゃんと麻ちゃんが帰ってくるまでに終わらせよう!」
6時―――。
「たっだいまー!」
「おかえりぃー」
「あぁー疲れたー」
帰ってくるなり倒れこむ郁ちゃん。
「おつかれ」
「もー明日から訓練だってのに手加減ナシだよ!?ちょっとくらい楽させろっての!」
「へいへいわかったわかった」
「あんたの苦労なんて私からしたら、『堂上教官からのめかけ行為』よ」
「そうそう。あ、奥多摩では私が2人を観察しようか。向こうにいってるあいだは、麻ちゃんの観察も及ばぬところアリ、でしょ?」
「そうね、A、頼むわ」
「がってん承知」
「ちょっとなんの話ぃー?」
「気にすんな。ほら早く着替えて!夕飯、教官達と約束してるんだから」
「はぁーい」
―――――
なんか飛ばしてばっかだなあ←
心理戦は強い派?弱い派?→←本は一気に読む派?わけて読む派?
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kaka(プロフ) - あやかさん» うんうんw逃避したいww (2013年3月28日 20時) (携帯から) (レス) id: c205dda114 (このIDを非表示/違反報告)
kaka(プロフ) - 銀さん» コメありがとうございます!がんばらさせて頂きますw (2013年3月28日 20時) (携帯から) (レス) id: c205dda114 (このIDを非表示/違反報告)
銀(プロフ) - はじめまして〜♪kakaさんの小説めっちゃ面白いですね!これからも頑張ってください! (2013年3月27日 18時) (レス) id: 9001ea0928 (このIDを非表示/違反報告)
kaka(プロフ) - あやかさん» wwうちはまだ数年、勉強しまくらなあかん〜…主ちゃんマジ憧れるw (2013年3月27日 8時) (携帯から) (レス) id: c205dda114 (このIDを非表示/違反報告)
kaka(プロフ) - あやかさん» 激しく同意ww全くだ、小説で勉強が身につけばいいのに← (2013年3月23日 16時) (携帯から) (レス) id: c205dda114 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kaka | 作成日時:2013年1月11日 19時