鋭い派?鈍い派? ページ33
「堂上教官、小牧さん」
「ん?」
「なんだ」
「今日、仕事終わってからでいいんで話しませんか」
「…なにか話があるの?」
「ええ、話というかお願い?それに、お二人も私に聞きたいことあるんじゃないかなーって」
「…お前その歳で鋭すぎるだろ」
「にゃは。どこで話します?私達三人だけで話せる場所のほうがいいですよね」
「んー…俺の部屋は?女子寮と男子寮の繋がってる通用口のすぐ隣だし。Aちゃんも来やすいでしょ」
「俺は構わんが」
「私も大丈夫です。郁ちゃん麻ちゃん、そういうことだからちょっと部屋戻るの遅くなるかも」
「私たちも、どうせ仕事で早く帰れやしないから大丈夫よ」
「それじゃ、俺らの仕事もAちゃんの仕事も終わってる時間でないとね…8時に俺の部屋に集合ってことで」
「わかった」
「了解です」
とりあえずその場で話は終了として、私達は個々に仕事へ戻った。私も、一度パソコンを部屋へ置きに戻ってから食堂へと向かった。
それから数時間―――。
「よし」
夕飯のメニューはすぐにできるものだった。そのため昼のようにてんてこまいになることもなく、やってくる隊員と話をする余裕もあった。半分以上の隊員が食事を済ませ、私も簡単な夕食をとった。
追加分のお米をとぎながら、『小牧さんの部屋行くならちょっとしたお土産あったほうがいいかな』とふと思い立った。炊飯器のスイッチを入れ、調味料を片付けようと棚を開けるとあるものを発見した。
「うん、これでいいじゃん」
私が見つけたのは、『ホットケーキミックス』。
「卵、牛乳…全部あるな。夕飯のほうはもう追加作らなくていけそうだし、これ作るか」
小牧さんの部屋へ行く時間まではまだ1時間ほどある。余裕で作れるでしょ。
それから小1時間が経った。
「味見味見ー…と。んーうまい。形もいい感じになったかな。山中さーん、私もう上がっていいですか?」
「えぇ、あとは片付けだけだし大丈夫よ」
「それじゃ、短い間でしたけど楽しかったです。ありがとうございました」
「私こそ。ありがとうね、これからもがんばって」
「はい!じゃあお疲れ様でした!」
私は今さっき袋に詰めたモノを持って男子寮へと走った。
―――――
さあ主ちゃんは何を作ったのか!?←
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kaka(プロフ) - あやかさん» うんうんw逃避したいww (2013年3月28日 20時) (携帯から) (レス) id: c205dda114 (このIDを非表示/違反報告)
kaka(プロフ) - 銀さん» コメありがとうございます!がんばらさせて頂きますw (2013年3月28日 20時) (携帯から) (レス) id: c205dda114 (このIDを非表示/違反報告)
銀(プロフ) - はじめまして〜♪kakaさんの小説めっちゃ面白いですね!これからも頑張ってください! (2013年3月27日 18時) (レス) id: 9001ea0928 (このIDを非表示/違反報告)
kaka(プロフ) - あやかさん» wwうちはまだ数年、勉強しまくらなあかん〜…主ちゃんマジ憧れるw (2013年3月27日 8時) (携帯から) (レス) id: c205dda114 (このIDを非表示/違反報告)
kaka(プロフ) - あやかさん» 激しく同意ww全くだ、小説で勉強が身につけばいいのに← (2013年3月23日 16時) (携帯から) (レス) id: c205dda114 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kaka | 作成日時:2013年1月11日 19時