USB派?SDカード派? ページ15
「敬語も抜きだよ!」
「いいんですか」
「もちろんよ」
「じゃあ敬語抜きで行かせていただきまっす」
やった、敬語って割と疲れるんだよね。てか今何時?
ふと時計を見ると
「ぎゃああもう10時じゃん!」
つい地の声が出てしまった。案の定小牧さんは爆笑している。
「お前…女が『ぎゃあ』ってなあ」
「あ、すんません。これが地っていうか」
「じゃあそろそろ部屋に戻るか」
「笠原、手塚。明日は筋トレと射撃の訓練だからな」
「了解です」
「はーい」
「A、寮監の人に布団もらっていきましょ」
「はいはーい」
「柴崎、明日の朝礼、Aちゃんを朝礼台に連れてきてくれ」
「了解しましたー」
「では解散!」
皆それぞれに業務連絡をして、その場は解散となった。
私は笠原と柴崎もとい郁ちゃんと麻ちゃんと共に寮監さんに事情を説明し、挨拶して布団をもらって部屋に入った。
「朝礼は6時から。大体30分くらいで済むわ。私午前中はそんなに仕事入ってないし、いろいろ図書館の中を案内してあげるわね」
「ありがたいです」
「でも、A記憶力すごいみたいだしそれも1時間くらいで済むんじゃないの?」
それもそうだ。郁ちゃん私の記憶力の話、よく覚えてたな←
「確かにそうね。食堂へは、おばちゃん達に挨拶することを考えても9時に行けば十分だし。1時間半くらい暇になるけどどうする?」
「あ、それなら部屋でパソコンとスマホのデータ整理しておくよ。スマホは向こうの世界のアドレスばっかで、こっちの世界で使うには勝手が悪いし、データ移しておきたいんだよね。麻ちゃん、空いてるUSBとかない?」
「このあいだ買ったばかりだからあるわよ。ひとつあげるわ」
「ありがと。あ、私のアド教えておこうか?」
「そうだよ交換しよー」
二人とアドレス交換して、布団を二人のベッドのあいだにテーブルをよけて敷いた。
電気のスイッチに近いのは私なので、自然と私が電気を消す係になった。これからもこれが日常になるのかな。
「じゃあ消すよー」
「おやすみ」
「おやすみー」
パチッと音をたて、電気が消える。私も布団に転がって、薄い毛布を肌にかけた。
ふと思って、声を出す。
「ねえふたりとも」
「ん?」
「なに?」
「信じてくれてありがとう」
「…」
「あはは」
「「どういたしまして」」
―――――
やっと1日が終わりましたね!長いな!
朝はガッツリ派?あっさり派?→←好きなキャラにあだ名つける派?本来の名で呼ぶ派?
ラッキーカラー
あずきいろ
118人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「トリップ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kaka(プロフ) - あやかさん» うんうんw逃避したいww (2013年3月28日 20時) (携帯から) (レス) id: c205dda114 (このIDを非表示/違反報告)
kaka(プロフ) - 銀さん» コメありがとうございます!がんばらさせて頂きますw (2013年3月28日 20時) (携帯から) (レス) id: c205dda114 (このIDを非表示/違反報告)
銀(プロフ) - はじめまして〜♪kakaさんの小説めっちゃ面白いですね!これからも頑張ってください! (2013年3月27日 18時) (レス) id: 9001ea0928 (このIDを非表示/違反報告)
kaka(プロフ) - あやかさん» wwうちはまだ数年、勉強しまくらなあかん〜…主ちゃんマジ憧れるw (2013年3月27日 8時) (携帯から) (レス) id: c205dda114 (このIDを非表示/違反報告)
kaka(プロフ) - あやかさん» 激しく同意ww全くだ、小説で勉強が身につけばいいのに← (2013年3月23日 16時) (携帯から) (レス) id: c205dda114 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kaka | 作成日時:2013年1月11日 19時