蟹 ページ39
・
重岡「っしょ」
「…北くん」
今日は冠番組の収録。
全員で呼ばれるのを楽屋で待っているところだ。
ソファーで雑誌を読んでいると、少し遅れてメイクから帰ってきたしげが隣に座った。
ドラマのために髪を伸ばしていたしげは、前髪が完全に復活していて
予告動画を見た私は、絶望に満ちた表情の北くんとは違うものの、しげが北くんにしか見えない。
重岡「ん？あ、予告見てくれたん？(笑)」
「見た！
…しげ、キスするとき口開けんねんな」
重岡「はっ？！」
予告で見たキスシーンの話をするとあからさまに照れるしげ。
私の言葉に他のみんなも反応して、ニヤニヤした顔で私としげのやり取りを見ている。
重岡「いや、北やん！俺ちゃうやん！」
「北くんは北くんやねんけどさ、その裏にはしげがおるっていうかさー、分かる？」
重岡「分からんわ」
中間「人妻じゃなくて蟹喰えやって言われてたなしげ」
桐山「ヒャッハッハッハ！なんやそれ、うまいこと言うな！(笑)」
もーやめてやーって言いながら、みんなが予告をチェックしてくれてるのが嬉しそう。
小瀧「まあ、Aとのときもハムハムしたキスしてたけどな！！」
前の私としげのドラマのことを相当根に持ってるのか、そう言いながら私としげの間にドカッと座るのんちゃん。
ドラマでキススキル上げとんちゃうぞ！！ってプリプリしてる。
「ハムハムなんか！…まぁ、してた、か…」
重岡「だあ！思い出さんでええねん！！」
ふたりしてキスシーンを思い出して少し照れてしまった。
隣ののんちゃんはプリプリしたまま。
小瀧「ちょ、Aそんなんで照れんといて！
上書きしていい？！」
「は？！あかんわ！」
肩に手を置いて近づいてくるのんちゃんは、しげに後ろから羽交い締めにされてギャーギャー騒いでる。
私はその間に熱が取れないままのほっぺたを両手で挟んで必死に冷ました。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 449人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうき(プロフ) - 亜由さん» コメント、リクエストありがとうございます〜！少し違う形ですが、考えていたものと織り交ぜて書かせていただきました(´˘`)他のリクエストも時を見て書きたいと思っていますので少々お待ちくださいませ！ (2022年7月4日 12時) (
レス) id: 50a023984e (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - こんばんは。無理してリクエストを書かなくても大丈夫です。ツアーで神ちゃんの誕生日をお祝いして楽屋で主夢から神ちゃんにお手紙を読んで皆でケーキを食べる。神ちゃんが主夢にケーキを食べさせたり食べさせあったりしてる。2人で照れてシゲとのんちゃんが騒いでる。 (2022年7月1日 23時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - 神ちゃんに起こされてご飯を食べてシゲと一緒に帰った。帰ってる途中にシゲがこれからは俺達に頼れよって言ったら頷いて何故かシゲが主夢の家にお泊まり (2022年6月7日 4時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - 迷惑じゃないって言って迷惑ならこんな事しないって淳太君に言われる看病の為に神ちゃん家にお泊まりをする。神ちゃんのワンちゃんと猫ちゃんと遊んでたらシゲが来てもう大丈夫やなぁっ言ってゆっくりしてたら眠くなってソファに横になって寝た。 (2022年6月7日 4時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - 寝かせてのんちゃんが思い出したって言ったら何をって皆言ってたら主夢が頭痛持ちで雨の日とかになると頭が痛くなるって言ってたって皆に言ったら早く言えって言われる寝てる主夢のおでこに神ちゃんが冷えピタを貼ったら起きて迷惑かけてごめんなさいって謝ったら (2022年6月7日 3時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうき | 作成日時：2022年5月27日 22時
