だれのもーん？Ⅲ (ページ6)

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俺のお姫様だよページ6

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黒「おはよう！」

楽屋に入れば既に居た何人かが挨拶を返してくれたけどその中にはAもいて、なのにこちらをむく気配も挨拶する気配もない。

黒「A～！おはよ！どした！元気ないの？」

肩に手をぽんと置いて後ろから顔を覗き込めばぷいっと顔を逸らされる。

黒「えぇ！なんで嫌がんの！だめだよ！こっち向いて」

すかさずに前に行って頬を包み込むように強制的にこちらを向かせる。

雛「くろちゃんやだ」

少し拗ねたように放たれた言葉。俺なんかしちゃったけ。

黒「えぇ、俺なんかした？」

雛「Aのこと触んないで」

頬を包む手をのかされて近くにいた湧の背中にべったりとくっつきにいったA。

湧「もうA笑、黒ちゃん泣いちゃうから」

黒「泣かないし！！」

って言ったもののあからさまに避けられると流石の俺でも傷つく。

黒「ねぇ、Aせめて目合わせてよー！！」

湧に抱きつくAに視線を合わせるように見つめれば、俺の目に手を被せてくるA。

雛「黒ちゃん女の子のこと触ったもん、Aだけって言ったのに｣

俺がほかの女の子に触った？え？身に覚えがないんだけど。

黒「え！触ってないよ！なんのこと！！」

雛「わかんなかったらもういいもん！」

ってクリアになった視界にはA居なくて、それと同時にバタッと扉の閉まる音が聞こえた。

湧「黒ちゃーん笑、Aの気持ちわかってやってよ笑」

黒「え！なんのこと！？本当に覚えてないんだけど！」

湧「昨日なに放送された？」

昨日は土曜日。あっ、そういえばイケドラの放送日。

湧「わかった？笑、じゃあ行ってやれば？」

って湧の視線は扉を見ていた。

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