だれのもーん？Ⅲ (ページ34)

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湧｢ん、ごめんな？これだけ飲もっか、飲んで寝て夜公演に備えような？｣

って皇輝くんがAの口元にストローを持っていく。

皇｢ゆっくりでいいよ｣

と言えば、眠そうだけどちゅーちゅーストローで飲んでるA。小動物じゃん。かわいいほんと。

皇｢もういらない？？｣

黒｢めっちゃ飲めたじゃん、A偉い！！｣

やっぱり喉が乾いてたのかいっきに3分の1くらい飲んだAはにゃんにゃんの胸に顔を預けてる。

颯｢んーA、大丈夫？よしよし｣

湧｢あれ起きてんの？｣

颯｢A寝てすぐうなされてた｣

湧｢あーそうなの、ごめんな？A部屋連れて帰るわ｣

颯｢んーん、だいじょーぶ、俺がみるの｣

目を閉じながらもAの面倒見るにゃんにゃん器用じゃない？笑

って話してる隙にAの嫌いな冷えピタをこっそり貼ってる織山。完全に気配消してたからいけるか？？

雛｢んー！やだあ！！とって！！｣

尚｢ダメかー、笑｣

湧｢ほらAとんないとんない！｣

黒｢ほらそこで暴れたらにゃんにゃん痛いから｣

颯｢んー？だいじょうぶだよ、A軽いから｣

尚｢もー、なんで泣くのー？笑｣

結局Aさん大号泣ですよ。赤ちゃんじゃんほんと。

尚｢これがやだ？？しんどい？？｣

雛｢ん！！！｣

湧｢やだねえ、しんどいね？｣

尚｢しんどいけどこれ貼っていっぱい寝ないと夜公演出れないよ？嫌でしょ？｣

雛｢ん。｣

尚｢はい、もう泣くのおしまい！｣

ってティッシュでAの涙を拭いて頭を撫でる織山。
Aにはやっぱり甘いんだよな。

雛｢じゃあ手にぎにぎして？｣

尚｢はいどーぞ｣

もうなんでこの子はこんなにかわいいの。えぐいかわいさ。
俺の手も空いてるのに。さすがに今日は言えないけど！！！

毎回恒例だけど変わってあげれるなら変わってあげたい。

これからもずっと付き合っていかないといけないし、本人は気持ちとは反対にきっとしんどくなっちゃう。

ただ、変わってはあげれないけどそばにいて甘やかすことはできる。

一緒にこれからも乗り越えようね？の意味を込めて俺も優しくAの頬を撫でた。

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