だれのもーん？Ⅲ (ページ28)

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夏のご褒美はページ28

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サマステの楽屋でたまたまAと2人っきり。

雛「んー、湧ちゃん疲れたあ、頑張ってるからよしよしして？」

って腕に擦り寄ってくるA。ほんとこいつは天性の人たらしだ。撫でてやれば気持ちよさそうに目を細めてちっちゃい口を開けてあくびをする。

でも頑張ってるAにもっとご褒美あげたいじゃん？？

湧「いくらでもよしよししてあげるけどさ、それだけでいいの？ご褒美？」

雛「え！なになに？？」

ってきゅるきゅるな目が俺を捉える。やっぱ超かあいい。

湧「Aさ、プール行きたくね？」

雛「でもAお水苦手だもん、」

きゅるきゅるで興味津々な顔からしゅんと素早く変わる表情。やっぱりAって見てて全然飽きねえ。

でも、もちろんこうなることは想定済み。

湧「夜だったら人少ないじゃん？いかね？俺と2人で。夏の思い出つくりに行こうよ。」

笑いかければまたころっと表情を変えたAはにっこにこで「いきたい！湧ちゃんとつくる！！」って嬉しそうでほんとかわいい。

湧「じゃあさ、行くまでは俺とAの秘密な？」

って耳元で囁けばいたずらっぽく笑ったA。

まぁ、確かに俺がずるいことしてる意識は少しはある。

でもこうでもしねえとAの心掴めないじゃん？？

雛「湧ちゃんとAだけの秘密！！」

ってにこにこ笑顔なAにまたドキッと胸が高鳴った気がした。

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