だれのもーん？Ⅲ (ページ2)

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マーキング癖？？ページ2

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舞台で大阪から帰ってきた次の日。

有難いことにサマステもドームも愛知で舞台もあるので休むことなく行われる振り入れで集まった稽古場。

で、そんな俺のカバンに入ってる見覚えあるけど俺のものじゃないカーディガンとリップ。

湧「Aおはよ」

って持ち主のAをぎゅっとすれば「湧ちゃんおはよ！」って今日もかわいい。

湧「これ俺のキャリーに入ってたよ」

雛「え！ありがと！なんか行った時より物減ったなって思ったの！」

いやいや。減ったなじゃないでしょほんとこの子は。

その俺たちの様子を見てたのか何人かがカバンをガサゴソ漁ったり、カバンの横に置いていた袋を持ってくる。

これが遠くへ行った時の恒例行事ですよ。

黒「A俺のとこにも靴とヘアースプレー入ってた｣

檜「このタオルAのでしょ？？」

長「Aちゃん、俺のとこにアイシャドウ入ってたよ」

織「Aに借りてたモバ充返すの忘れてた。」

まぁ一人を覗いてだけど。てか靴ってやばくない？？

皇「Aー！笑、靴ってなによ？？」

檜「てかそれお前もよく気づかなかったな。」

黒「なんかキャリー開けたら入ってたんだって笑」

そうです。これです。うちの子のマーキング癖？
自分のものをいろんなとこに置いたり、渡したりするから起こる現象。

湧「こんだけなくなってたらおかしいと思うだろ？笑」

雛「なんか消耗するもので減ったのかなって思ってた！」

ほら、皇輝くん頭抱えちゃってるよ笑

竜「Aちゃんやばすぎる笑」

って今日から合流した深田は爆笑してるけど、この前のスプパラの時はAの私服1式持って帰ってたからな。

渉「こいつほんと学習しなさすぎだろ」

黒「いいじゃんかわいい」

なんて、本人は「ありがとう」って既にぽわぽわしてるし。

湧「もう俺ら居なかったらどうするの？｣

雛「居なくなんないもん。やだ」

って俺の裾を掴むかわいい手。そういう意味で言ったんじゃないけどかわいいからいいや。

黒「何今のかわいい」

竜「俺もちょっとときめいちゃった」

皇「もうほんと困った子だ。」

湧「居なくなんねえから大丈夫だよ」

つやつやの髪の毛をさらさらと指を通せばA特有のいい匂いがした。

あー今日もかわい。

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