サマーラブゲーム ( A.Daiki )

ラブゲーム ( 08 ) ページ8

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大貴 「 ……田中さん…って、どう思う？ 」

A 「 あー。大貴のことずっとスキスキって言ってくる子だよね？ 」





１つ年下の大貴と同じバスケ部の女の子。


目がぱっちりしてて同性からみても可愛いと思う超美形の子。





大貴 「 ……昼休みさ、告られたんだ。でも俺、田中さんのことよく知らねぇし、 」

A 「 断ったの？ 」





顔を上げて大貴の顔を覗き込めば、ちょっぴり申し訳なさそうに頷く。






皮肉にも私は、






A 「 バカだね大貴。オッケーすれば私勝てたのに 」






涙を拭って大貴から離れて、あははって笑い飛ばした。



…と、同時にほんの少しだけ安心してる。



それが負けが決まらなかったからなのか、大貴に彼女ができずに済んだからなのかわからないけど。





大貴 「 んだよー！そのうち俺にだってできるわ！ 」

A 「 ふふ。精々頑張ってくださーい 」






こんな日がずっと続くってそう思ってた。



きっと、大貴もそうだよね？





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