サマーラブゲーム ( A.Daiki )

ラブゲーム ( 05 ) ページ5

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A 「 え？いつも通りだったはずですけど… 」

慧 「 嘘つきは泥棒の始まりだぞ〜。俺に言える事なら相談して？…あ、わりぃ。呼ばれたらいくわ 」






先生の伊野尾ー！って怒鳴り声とすいませ〜んってふにゃりとした伊野尾先輩の声とともに、去っていく。



髪切った？とか、

メイク変えたでしょ〜、とか。



大貴は絶対に気づいてくれない細かいことまで、すぐに気づいて褒めてくれる。



そういうところも含めて好きなんだよね、きっと。






伊野尾先輩のちょっぴり情けない怒られている背中を見ていると、





大貴 「 何見てんだよ、帰ろーぜ 」





私の視界は一気に大貴のドアップへと変わる。



レアなシーン、見ていられるとこだったのに…



なんて思いながらも、






A 「 はいはい。帰りましょーね 」

大貴 「 なんだよ〜。なんか俺悪いことした？ 」

A 「 相変わらずうるさいよね〜大貴 」






カバンを持って先々歩く私についてくる大貴。



こっちの方がよっぽど情けないかも。






A 「 伊野尾先輩が怒られるとこ見たかったな〜 」

大貴 「 悪趣味だね〜。でもいのちゃん、怒られるのちょー珍しいよ 」






そうだったんだ、知らなかった。



あんな性格だから、よくあるワンシーンだと思ってた。






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