サマーラブゲーム ( A.Daiki )

ラブゲーム ( 34 ) ページ34

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遊び相手のいない夏休みなんて、つまらない授業を受けるより楽しくない。



なのに、どこかに出かけるわけでもなくただひたすら家でぼーーっとしてる。



あの日からずっと大貴と話してない。





…ううん。意識しておはよう、すら言えなかった。



大貴が私のことを好き？

そんな世の中があるわけないよ……





もやもやした気持ちを晴らしたくて、コンビニまで散歩をすることにした。





慧 「 あっ。Aちゃん！ 」





相変わらず、ふわっとした髪と真っ白な肌。



彼に夏が来ているのだろうかと疑問を抱かずにはいられないくらい。






慧 「 あれ？Aちゃん痩せた〜〜？ 」






そういえば…、



体重は測ってないけど、前より食欲なかったり、きつめだった服がスルッと入ったり……





A 「 ………かも？ 」

慧 「 ダメだよ〜〜ちゃんと食べなきゃ〜〜 」






そんなこと言ってる彼だって、心配なくらい細いくせに。



だけど、伊野尾先輩はさすがだった。






慧 「 ……大ちゃんと上手くいってないんでしょ？ 」





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