サマーラブゲーム ( A.Daiki )

ラブゲーム ( 26 ) ページ26

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大貴 「 風呂…入る？ 」

A 「 え？ 」

大貴 「 それ、大変じゃねーの？ 」






大貴が指を指す先は、






大貴 「 似合ってるけどさー、さすがにそのままじゃ寝れねーだろ、 」






可愛い髪飾りがついたポニーテール。



浴衣からは解放されたものの、髪はどうすることもできずにいたのを心配してくれたらしい。



でも、お母さんたちが帰れば私も帰るつもりなんだけど…






A 「 や、でも… 」

大貴 「 俺もう眠くて送んの嫌だからさ、泊まってけば？ 」






……？！？！？

何故そうなるの？



私にはわからなかった。





A 「 そんなのいいよ…１人で帰る 」





っていえば、イラっとしたような顔で





大貴 「 あーもう！それは無理っつってんの。危ねぇだろ？んなことできっかよ… 」

A 「 大丈夫…だもん 」






諦めの悪い私たち。



似た者同士ってこういうことなのかな…？





大貴 「 …俺が大丈夫じゃねーんだって。困る 」

A 「 大貴なんかに心配されなくたって帰れるもん！バカ大貴！そんな子供じゃない！ 」






大貴の優しさを裏切って、家を飛び出してきてしまった。



運良く、お母さんたちが帰ってきたと連絡がきたからよかったー…、

と、思ったのは束の間で。






A 「 ひゃっ！ 」






痛い足をかばいながら歩いたせいで、もつれて、転んでしまった。






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