勇気２ ページ4
ボタンを押すとガコン…と言う音がしてミルクティーが落ちる。
握力がないから、両手ですくう様にしてとる。
指や手は自由に動かすことが出来る。
しかし、掴む力がない。
…なんで私だけ。
そんな事を考えても仕方ないって分かってるけど…
この世界を呪わずにはいられない。
東「あっ…。」
手からミルクティーが滑り落ちる。
…ここから取るのが意外と難しい。
掴まずにミルクティーを取ろうとするも、なかなか取れない。
困っていると、白くて綺麗な手が伸びて来てミルクティーを拾ってくれた。
東「あ…。」
顔を上げると、綺麗な容姿をした男の子が立っていた。
「大丈夫か？」
そして、ミルクティーを持っていない方の手をしゃがんでいる私に差し出してくれた。
恐る恐るその人の手に手を重ねると、ギュッと握られそのまま引っ張り上げられた。
「ん。これ。」
その男の人の手には私のミルクティー。
東「あっ…有難うごさいます。」
「もう、落とすなよ。」
そう言って私にミルクティーを渡して何処かへ行ってしまった。
… 本当に綺麗な人だった。
男の人に綺麗は似合わないかもしれないけど。
外に出ていないんじゃないかと疑うくらい色が白くて
明らかにモテる感じに顔が整ってて
まつ毛がながくて切れ目で
私より１０センチは高い身長
それでいて私を軽々と引っ張り上げられるくらいの筋肉はついている。
あんな人がいるんだ。
…私とは正反対。
あの人は生きる意味があるんだろうな。
…良いな。
私は綺麗な人に渡してもらったミルクティーを、落とさない様に気をつけながら病室まで帰った。
それにしても…あの人…何処かで見た様な…
…そんなはずはないか。
世界が綺麗じゃないから…綺麗なモノは忘れない。
…あんな綺麗な人を忘れるはずがない。
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スラズ(プロフ) - ふみんさん» お願いします！ええ！敬語外しても良いですよ！ (2014年12月25日 9時) (
レス) id: c5bf6e2a08 (このIDを非表示/違反報告)
ふみん - 了解した！スラズさんの方が年上ですが敬語はずして良いですか？でも、さん付けはします！ (2014年12月25日 9時) (レス) id: acf3109a2a (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - ふみんさん» 監督さんwえっと、シュウは…ここでは幽霊じゃなくて普通に生きていることにして下さい！！ (2014年12月24日 16時) (レス) id: c5bf6e2a08 (このIDを非表示/違反報告)
ふみん - シュウって、ゴットエデンから出てきていいんですか？ (2014年12月24日 15時) (レス) id: acf3109a2a (このIDを非表示/違反報告)
ふみん - 監督なんてゴミ箱にポイポイしてやる！ (2014年12月24日 15時) (レス) id: acf3109a2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スラズ
| 作成日時：2014年10月13日 17時
