勇気１９ ページ22
制服に袖を通して見ると、サイズはぴったりだった。
いつの間に測ったんだ？
と言う疑問を抱きながらもブラウスのボタンを全て止め、可愛いチェックのスカートをはいた。
何だか不思議な気分。
私が制服を着ることになるなんて…
京『終わったか？』
扉の向こうから京介さんの声が聞こえた。
後はネクタイを結ぶだけ…なんだけど…
ネクタイの結び方がわからない。
…京介さんにやってもらおう。
そう思い、京介さんを病室に入れた。
京「…ネクタイはどうした？」
東「あ…えっと…結び方が…分からない…です。」
京介さんは納得した様な顔をして私に近づいた。
京「ネクタイ…貸せ。」
そう言って私の持っているネクタイをしゅるん…と取って私の胸元に手を持って行った。
いつもは私より背の高い京介さんが私の下に…
何か不思議な光景だ。
見上げる京介さんもカッコ良いけど…
見下ろす京介さんも良いな…何て思った。
京「ん。…出来たぞ。」
東「…わ。」
綺麗に結んであるネクタイ。
器用だな。
京「…痛みは？」
東「へ？」
京「次の痛みはいつ来る？」
…次の…痛み。
前に来たのが５時３０分…
東「次は…もういつ来ても可笑しくないです。」
京「…そうか。」
京介さんはそう言って私のベッドへと腰をかけた。
東「？…あの。」
京「お前もこっち来い。」
不思議に思いながらも京介さんの隣に座った。
ギュッ…
東「！…あ…の。京介…さん？」
あの時の様に抱きしめられる。
あの時の様に落ち着き、暖かさが心地良い。
だけど…あの時と違うのは…
顔が火照り、心臓が早く波打つこと、落ち着くのに早く離れたい、恥ずかしいこと。
私は今、京介さんの胸に顔をうずめているから、京介さんから私は見えないだろうが…
きっと今の私の顔は…真っ赤なんだろう。
こんな気持ちもこんなことも初めてで…
どうして良いかわからない私は、矛盾する気持ちと態度の中、京介さんに身を預けていた。
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スラズ(プロフ) - ふみんさん» お願いします！ええ！敬語外しても良いですよ！ (2014年12月25日 9時) (
レス) id: c5bf6e2a08 (このIDを非表示/違反報告)
ふみん - 了解した！スラズさんの方が年上ですが敬語はずして良いですか？でも、さん付けはします！ (2014年12月25日 9時) (レス) id: acf3109a2a (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - ふみんさん» 監督さんwえっと、シュウは…ここでは幽霊じゃなくて普通に生きていることにして下さい！！ (2014年12月24日 16時) (レス) id: c5bf6e2a08 (このIDを非表示/違反報告)
ふみん - シュウって、ゴットエデンから出てきていいんですか？ (2014年12月24日 15時) (レス) id: acf3109a2a (このIDを非表示/違反報告)
ふみん - 監督なんてゴミ箱にポイポイしてやる！ (2014年12月24日 15時) (レス) id: acf3109a2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スラズ
| 作成日時：2014年10月13日 17時
