勇気１２ ページ14
京「今は痛みはないのか？」
東「うん。１０分位前に痛みがあったから、後５０分は大丈夫です。」
…そう言えば…私の話し方可笑しいよね。
敬語なのかタメ口なのかわからない。
…敬語に統一しようかな。
京「そうか。なら、良かった。えっと…じゃあ、サッカーの事教える。」
東「はい。お願いします。」
京介さんはサッカーの事を丁寧に説明してくれた。
ポジションのこと、ファウルのとこ…
京介さんはＦＷ、主に点を決める選手。
凄いな〜…。
東「凄いですね。雷門ってサッカーの名門校ですよね？そこでエースなんて。」
…きっと…上手いんだろうな。
生きる意味がある。死ねない理由がある。
必要とされている。頼られている。
…私も…なんて我侭は言わない。
だけど…せめて…せめて…普通に暮らしたかったな。
普通に学校に行って、友達を作って、遊んで…
色々なことがしたかった。
一度くらい…スポーツをしてみたかった。
もう今となっては…叶わない望みなのだけど。
京「…どうした？」
東「…え？」
京「浮かない顔をしている。」
東「いえ…なんでもありません。」
そう言ってふと時計を見ると、そろそろ１時間が経つ。
東「…京介さん…そろそろ１時間が経ちます。帰ってください。…苦しんでいる所はあまり…見られたくないです。」
独りは嫌だ。
本音言うと…誰かにそばにいて欲しい。
でも…一人は好き。ただ…孤独は嫌いだ。
この空間に一人だけ…私だけ…東雲Aだけが…取り残された様で…。
だから…孤独は好きになれない。
一人でいたいはずなのに…孤独は嫌がる。
私って自分で思ってたより我侭だったんだ。
京「…それ、本心か？」
東「え？」
京「あの痛みを…俺は分かってやれないし、代わりになってやることも出来ない。…でも…。」
京介さんは私の両手をとってぎゅっと握り…
京「見守るくらいは出来る。励ましてやることくらいは出来る。…それくらい…させてくれないか？」
…何故そんなにも優しいんだろう。
やっぱり…私のこと可哀想な子だって思ってる？哀れんでるの？
…何時もなら嫌なはずなのに。
私は君の手を握り返していた。
東「…迷惑しか…かけられない私だけど…そばに…私のそばにいてくれますか？」
今だけで良い。
今だけは…京介さんの暖かさに触れていたい。
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スラズ(プロフ) - ふみんさん» お願いします！ええ！敬語外しても良いですよ！ (2014年12月25日 9時) (
レス) id: c5bf6e2a08 (このIDを非表示/違反報告)
ふみん - 了解した！スラズさんの方が年上ですが敬語はずして良いですか？でも、さん付けはします！ (2014年12月25日 9時) (レス) id: acf3109a2a (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - ふみんさん» 監督さんwえっと、シュウは…ここでは幽霊じゃなくて普通に生きていることにして下さい！！ (2014年12月24日 16時) (レス) id: c5bf6e2a08 (このIDを非表示/違反報告)
ふみん - シュウって、ゴットエデンから出てきていいんですか？ (2014年12月24日 15時) (レス) id: acf3109a2a (このIDを非表示/違反報告)
ふみん - 監督なんてゴミ箱にポイポイしてやる！ (2014年12月24日 15時) (レス) id: acf3109a2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スラズ
| 作成日時：2014年10月13日 17時
