勇気１１ ページ13
次の日、京介さんは約束通りに来てくれた。
優一さんにではなく…私に会いに。
学校帰りに寄ってくれた。
わざわざ…私のために。
京「よぉ…。」
前の様に顔には感情が見られない。
クールって言うか…なんて言うか…落ち着いてる感じ。
とても大人な感じがする。
東「…本当に…来てくれたんですね。」
少し疑ってた。
来てくれないんじゃないかって。
京「…迷惑か？」
…でも、君は来てくれた。
東「全然。…有難うございます。」
私なんかのために…生きていても意味の無い…死んだって意味の無い私のために。
京「俺が勝手にやってることだ。…気にするな。」
京介さんは椅子に座り私を見据える。
少しその視線に何かが射抜かれた様な感覚に陥った。
京「…取り敢えず…もう一度ちゃんと自己紹介しておく。」
京介さんはそういった。
京「…俺の名は剣城京介。知ってる様に剣城優一の弟だ。」
私の瞳を見て話す京介さんはとても綺麗で…憧れる。
京「雷門中学１年、サッカー部。…一応…エースをやらせてもらっている。」
あ…またあの顔だ。
泣きそうで…悲しそうで…辛そうな顔。
…京介さんは一体どんな闇を抱えているのか。
京「他は…そうだな…ポジションはＦＷ。…あ…サッカーの事…分かるか？」
東「ううん。優一さんから教えてもらったりはしてるけど…あまりよく分からなくて。」
優一さんはサッカーが好きだから、よくサッカーの話をしてくれる。
だけどいまいちよく分からない。
京「そうか。…お前の自己紹介が終わった後教えてやるよ。」
東「うん。…有難うございます。」
…顔には出ていないものの…少し嬉しそうに見えた。
東「えっと…東雲Aです。えっと…学校に通ってたなら…中学１年。学校には通ってません。本来なら、京介さんと同じ雷門中学に通ってました。」
ここまで言って、何を言うか考えた。
…特に自分を紹介するところもない。
東「えっと……得意なことも不得意なこともありません。…出来ることは話したりすること。出来ないことは運動。…好きな時間は痛みが終わってからの一時間。嫌いな時間は…好きな時間以外。…よろしくお願いします。」
少し長くなってしまった。
京「ああ。よろしく。」
それでも京介さんはちゃんと返事を返してくれた。
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スラズ(プロフ) - ふみんさん» お願いします！ええ！敬語外しても良いですよ！ (2014年12月25日 9時) (
レス) id: c5bf6e2a08 (このIDを非表示/違反報告)
ふみん - 了解した！スラズさんの方が年上ですが敬語はずして良いですか？でも、さん付けはします！ (2014年12月25日 9時) (レス) id: acf3109a2a (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - ふみんさん» 監督さんwえっと、シュウは…ここでは幽霊じゃなくて普通に生きていることにして下さい！！ (2014年12月24日 16時) (レス) id: c5bf6e2a08 (このIDを非表示/違反報告)
ふみん - シュウって、ゴットエデンから出てきていいんですか？ (2014年12月24日 15時) (レス) id: acf3109a2a (このIDを非表示/違反報告)
ふみん - 監督なんてゴミ箱にポイポイしてやる！ (2014年12月24日 15時) (レス) id: acf3109a2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スラズ
| 作成日時：2014年10月13日 17時
