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セ「…まるで知っていたかのような反応だな」
教授の呟きに他騎士団員が反応し、私を見る。ダンブルドアは険しい表情で目を瞑っていた。
『____私が未来を知っているとでも？』
セ「前々から奇妙な点は幾つかあった。お前は…何を知っている？」
ねっとりとした視線が絡み合う。
『何も？』
微かに笑みを浮かべると、教授は口元を歪めた。
クィ「___話が脱線しています。今議題であるべきなのはハリーポッターの事でしょう？ハリーが吸魂鬼に襲われる直前まで貴方が護衛に就いていましたよね？」
『___うん、でもその時は何も異常は無かった…ねぇ、あの___貴方です』
部屋の隅で縮こまる男性に微笑みをかける。
『ハリーの護衛してた筈ですよね。何故このような事に？』
ム「___マンダンガスｯ！」
ムーディの声に更に縮こまったマンダンガス。
___思い出した、この男…
『____裏切りを？』
マン「ｯ違う！違うんだ！____その、ポッターが吸魂鬼に襲われる事になるなんて思ってもいなかったんだ！だってあの吸魂鬼だぞ？だから____」
『だから____？』
マン「___護衛を離れた」
ムーディは深く溜息を吐き、手に持つ棒で床をバンっと叩いた。
ム「お前が___護衛を離れなければこんな事にならなかったｯ！何の為に護衛をつけているか分かっているのか！？えｯ！？」
シ「お前が居なかったせいでハリーは危険な目に遭ったんだ！お前が護衛をサボったせいで！」
消えてしまいそうなくらい小さな声で謝罪するマンダンガス。誰もが落胆と怒りの顔に満ちている。
セ「___既に済んだ事を言っても仕方あるまい。魔法省を止める事が先決なのではないかね？」
ダ「わしはこれから魔法省に向かう。結果はアーサーに。不確かな情報はハリーに渡してはならぬぞ…」
ダンブルドアはマンダンガスを一瞥し、部屋を出て行った。
ト「____ね、ハリーの事誰が迎えに行く？」
トンクスの言葉に真っ先に反応したのはやはりこの男だった。
シ「それは私が___」
セ「お言葉だが___追われている身である君に何が出来るのかね？」
また始まった。
シ「___ｯならばお前がハリーを迎えに行くのか？ハリーはお前が来ても歓迎はしないだろうな」
セ「我輩が手を挙げなくともポッターの為ならば大勢が志願するだろう」
シ「だからと言って___」
『いい加減にして』
シンと静まり返る部屋。クィリナスに至ってはうっすらと笑みを浮かべている。
『こんな時に喧嘩してる場合じゃないでしょう___』
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箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年1月13日 17時) (
レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
sun(プロフ) - すごい面白いですね！続き楽しみにしています！！ (2021年9月4日 17時) (レス) id: 939e0cb642 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チキン | 作成日時：2021年2月10日 22時
