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調査が終わり、校長室へ戻るとハリーは憂いの篩に顔を突っ込んでいた。
『____どうします？連れ戻します？』
ダ「いや、もう少しこのままにしておこうかのう」
ダンブルドアの声は静かだった。
『___何の記憶が？』
ダ「カルカロフの証言じゃ。死喰い人の名前を言うとる」
『ああ、』
この記憶でハリーは幾つか真実を知る事になる。
ネビルのご両親が殺められた事、セブの事、それと___
ダンブルドアは目を細め口を開いた。
ダ「そろそろじゃA」
私は頷き、ハリーに近付く。
『ハリー』
ハリーの指がピクリと動いた。
『ハリー』
ハリーは勢いよく頭を上げ、尻餅をついた。
『ハリー』
振り返ったハリーの表情は焦りが感じられた。
ハリー「ダンブルドア先生、A___僕、その、ごめんなさい。戸棚の戸が少し開いていて___」
ダ「好奇心は罪では無い__じゃが慎重に扱わねばならぬ」
ハリー「…あの、これは？」
『___憂いの篩。記憶を保存していつでも見る事が出来るの』
ダ「考える事や思い出があまりにも色々あってのう。溢れた想いを頭の中に注ぎ込んで、時間のある時にゆっくりと吟味するのじゃ」
ハリーは興味深そうに頷いた。
ダ「さて___わしに何か言いたい事があったそうじゃな」
『あ、それじゃ私はこれで』
ハリー「待って、僕の話にAも関係するんだ」
私は扉にかけた手を止め、振り返った。
『___どう言う事？』
___私も関係ある、？
ハリー「___ついさっき占い学の授業で居眠りをしちゃって…夢を見ました」
ダンブルドアは気まずそうに俯くハリーに微笑んだ。
ダ「よう分かるぞ、続けるが良い」
ハリー「ヴォルデモート卿の夢です。ワームテールを…先生はワームテールをご存知ですよね…拷問していました___」
ダ「続けて」
ハリー「ヴォルデモートの元に手紙が届いて…ワームテールの失敗は償われたと、誰かが死んだって…ヴォルデモートの椅子の側に大きな蛇がいて…それからこう言ったんです」
「代わりに僕を餌食にする、Aは生きたまま連れて来いって。その後にワームテールは磔の呪いをかけられて…僕の傷が痛みました」
ダ「___成る程。夏休みの他に傷が居たんだ事はあるのかの？」
ハリー「いえ、無いです。あの、何故夏休みの事をご存知なのですか？」
ハリーは驚いていた。
ダ「シリウスと連絡を取っているのは君だけでは無い。わしもずっと接触し続けている。Aもそうじゃ」
ダンブルドアの言葉に私は頷いた。
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チキン(プロフ) - こぐま☆にゃんこさん» ありがとうございます（ ; ; ）！そう仰って頂けて嬉しいです(*´-`)今後も何卒宜しくお願い致します！！ (2021年2月8日 17時) (
レス) id: 55e10b36fe (このIDを非表示/違反報告)
こぐま☆にゃんこ(プロフ) - 面白い作品で夢中で読ませて頂いております！二人の恋が、どうか最後には幸せになることを天に祈ってしまうほどに、気持ちが入ってしまうほどの作品でした！これからの続きも楽しみにしております！ (2021年2月8日 2時) (レス) id: e3cd7b0c38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チキン | 作成日時：2020年12月30日 1時
