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___もしかして「記憶」？
リドルの日記の時もこんな感じだった。
ダンブルドアは他の魔法使いと同じように、中心にある檻をじっと見ている、
あそこに何が___
暫く待っていると動きがあった。
檻の中にいるのは___
ハリー「___カルカロフ、？」
髪もヤギ髭も黒々としている。
滑らかな毛皮ではなく、ボロボロの薄いローブを着て震えている。
檻の中にいるカルカロフは若く見えた。
「イゴール カルカロフ」
振り返るとクラウチ氏が隣のベンチの真ん中で立ち上がっていた。髪は黒く、皺もざっと少なく健康そうで冴えていた。
ク「お前は魔法省に証拠を提供する為に、アズカバンから此処に連れて来られた。我々にとって重要な情報を提示すると理解している」
カ「その通りです、閣下」
恐怖に駆られた声だったが、それでもねっとりとした言い方には聞き覚えがあった。
カ「私は魔法省のお役に立ちたいのです、手を貸したいのです___私は魔法省がやろうとしている事を__闇の帝王の残党を一網打尽にしようとしている事を知っています。私に出来る事なら何なりと___」
ベンチが騒つく。カルカロフに関心を持って品定めをする者もあれば、不信感を顕にする者もいた。
「汚い奴」
ダンブルドアの向こう側から声が上がった。
身を乗り出し、声の主を見るとマッド アイ ムーディが座っていた___普通の目を持ったムーディが。
ム「クラウチは奴を釈放するつもりだ」
ムーディが低い声でダンブルドアに囁いた。
ム「奴と取引をしたのだ。6ヶ月もかかってやっと奴を追い詰めたのに、仲間の名前を沢山吐けばクラウチは奴を解き放つつもりだ」
ダンブルドアは静かに頷いた。
ク「カルカロフ、仲間の名前を明かすと言うのだな__聞こう、さあ」
カ「___ご理解頂かなければなりませんが」
カルカロフは早口で言った。
カ「"名前を言ってはいけない人"はいつも極秘に事を運びました…あの人は、寧ろ我々が___あの人の支持者がという訳ですが___それに私は一度でもその人の仲間だった事を悔いておりますが___」
ム「さっさと言え」
ムーディが唸る。
カ「___我々の仲間の名前を全部知る事はありませんでした。全員を把握していたのはあの人だけで___」
ム「それは賢い手だ。お前のような奴が全員を売る事を防いだからな」
カ「___主に支持者だった人を…あの人の命令を実行していた人を今から申し上げます」
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チキン(プロフ) - こぐま☆にゃんこさん» ありがとうございます（ ; ; ）！そう仰って頂けて嬉しいです(*´-`)今後も何卒宜しくお願い致します！！ (2021年2月8日 17時) (
レス) id: 55e10b36fe (このIDを非表示/違反報告)
こぐま☆にゃんこ(プロフ) - 面白い作品で夢中で読ませて頂いております！二人の恋が、どうか最後には幸せになることを天に祈ってしまうほどに、気持ちが入ってしまうほどの作品でした！これからの続きも楽しみにしております！ (2021年2月8日 2時) (レス) id: e3cd7b0c38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チキン | 作成日時：2020年12月30日 1時
