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クラムは立ち上がろうとしたがダンブルドアが抑え、横にならせた。
セ「___何故」
腕の中で苦しそうに顔を歪めるA。
何故Aは目を覚さない…
ダ「恐らくかけられた呪いが違うのじゃ…Aは__」
セ「禁じられた呪文を___？」
ダンブルドアは静かに頷いた。
ダ「磔の呪文じゃろう。痛みのショックじゃ」
重い沈黙が流れる。
誰が一体___？呪いをかけられた…まさか服従の呪文をクラウチがかけられていた…？
雷のような足音が近付いてきた。
ハグリッドがファングを従え、息せき切ってやって来た。
ハグ「何事で…」
私の腕の中で目を瞑るAと横になったビクトールクラムを交互に見て大きく目を見開いた。
ダ「ハグリッド、カルカロフ校長を呼んできてくれんか？カルカロフの生徒が襲われたのじゃ。それと…ご苦労じゃがムーディ先生に報告を…」
ム「それには及ばん、ダンブルドア」
ゼイゼイと唸り声がした。
ム「此処におる」
ムーディがステッキに縋り、足を引き摺ってやって来た。
ム「何事だ？」
ダ「カルカロフを早く！ハグリッド！」
ハグ「あ、へえ…分かりましただ。先生様__」
ハグリッドはくるりと背を向け、暗い闇の中へと消えていった。
『___ｯ、』
セ「___A、」
ゆっくりとAが目を開き、横になったビクトール クラムへと視線を動かした。
『よかった、ビクトール…無事で___』
ハリー「開口一番に人の安否…？」
この瞬間だけはポッターと同意見だ。
『___うｯ…私、気を失って…』
ム「…磔の呪文の耐性も十分に備えているのか」
ハリー「ｯそういう問題じゃ無いですよね、先生。Aは磔の呪文に…」
『ハリー、良いの。大丈夫。私が迂闊だった』
ムーディを睨みつけたAは自嘲するように笑った。ゾッとする程冷たい笑いだ。
ダ「バーティ クラウチを探すのじゃ」
ム「___承知した」
唸るように返事をすると、ムーディーは足を引き摺りながら森の中へと消えていった。
セ「___どういう意味だ」
『そのままの意味よ、私が
ダ「誰にかけられたのじゃ」
『___背後だったから分からない』
Aは目を伏せた。
ダンブルドアは何も言わない。
私には分かる、Aは嘘をついている。
犯人を知っている筈だ。此奴がそんなヘマをする訳が無い、それに…背後からの攻撃ならば仰向けに倒れないだろう。
目線を下げるとAは遠くを見ていた。
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チキン(プロフ) - こぐま☆にゃんこさん» ありがとうございます（ ; ; ）！そう仰って頂けて嬉しいです(*´-`)今後も何卒宜しくお願い致します！！ (2021年2月8日 17時) (
レス) id: 55e10b36fe (このIDを非表示/違反報告)
こぐま☆にゃんこ(プロフ) - 面白い作品で夢中で読ませて頂いております！二人の恋が、どうか最後には幸せになることを天に祈ってしまうほどに、気持ちが入ってしまうほどの作品でした！これからの続きも楽しみにしております！ (2021年2月8日 2時) (レス) id: e3cd7b0c38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チキン | 作成日時：2020年12月30日 1時
