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ハリーはクラウチに伸ばした手を引っ込め、私達の元に戻った。
ハリー「クラウチさんが___呪い？」
『___きっと』
ク「ダンブルドア！」
クラウチは手を伸ばし、ハリーのローブを握り引き寄せた。
ク「私は…会わねば…ダンブルドアに…」
ハリー「良いですよ、立てますか？クラウチさん__」
ク「私は…馬鹿な事を…してしまった…」
完全に様子がおかしい。
目は飛び出し、ぐるぐる回り、涎が一筋ダラリと顎まで垂れている。
一言一言を発するのさえ苦しそうだ。
ク「どうしても…話す…ダンブルドアに…」
ハリーは困ったように私を見た。
ハリー「A、僕、どうすれば…」
ク「警告を…ダンブルドアに…」
ハリーはローブを握るクラウチの手を離そうとしたが、力が強いらしく手こずっているようだった。
ハリー「A、」
『クラウチさん、分かります？ホグワーツの生徒のAスリザリンです』
クラウチはハリーのローブから手を離し、私にゆっくりと視線を合わせた。
ク「Aスリザリン___」
『ハリー、ダンブルドアを呼んできて。直ぐに』
ク「ｯ私を…置いて…行かないで！逃げて来た…計画しないと…言わないと…私のせいだ…皆…私のせいだ…バーサ…死んだ…息子…ハリーポッター…闇の帝王…ハリーポッター…」
『ハリー！早く！』
ハリーは頷き、城へ走って行った。
クラ「僕は…」
『ビクトールは今すぐ此処から…』
バンっと音がし、振り返るとビクトールは倒れていた。
『ビクトールｯ！』
駆け寄り、口元に手を当てる。
___良かった、息はしてる
『____ｯあ"あ"あ"あ"あ"』
身体に衝撃が走る。
経験した事のない激痛が身体中を走り、地面に倒れ込んだ。
『___ｯ、』
痛い、そんな言葉では言い表せない。
ああ、これが…
『クルー、シオ、』
"正解だ"
視線を上げると、杖を片手にある男が私を見下ろしていた。
『___どう、して』
"___真相を暴くな"
杖を持つ手を上げようとするも力が入らない。
___守らなくちゃ
『ｯ___ビク、トール』
私の意識はそこで途切れた。
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チキン(プロフ) - こぐま☆にゃんこさん» ありがとうございます（ ; ; ）！そう仰って頂けて嬉しいです(*´-`)今後も何卒宜しくお願い致します！！ (2021年2月8日 17時) (
レス) id: 55e10b36fe (このIDを非表示/違反報告)
こぐま☆にゃんこ(プロフ) - 面白い作品で夢中で読ませて頂いております！二人の恋が、どうか最後には幸せになることを天に祈ってしまうほどに、気持ちが入ってしまうほどの作品でした！これからの続きも楽しみにしております！ (2021年2月8日 2時) (レス) id: e3cd7b0c38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チキン | 作成日時：2020年12月30日 1時
