__恋する (ページ5)

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▶︎俺たちのアイドル(橙)__01 ページ5

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と「このインナーに着てる
　半分のキャミソールみたいなのって
　どこに売ってんの？」

ゾ「たしかに……てかほぼ下着だよね？」

ネ「ゾマさん買いに行ってくださいよ？笑」

ゾ「捕まるわ！！笑」

今日は次の動画の構成をエスピスで練っている。

俺は女装をすることになり、参考動画を見てるけど
インナーの服がどこで手に入るかわからない…

服の名前もわからないから検索もできない。

半分のキャミソールで出るのかな…

と「あ！さくらちゃんいいところに！」

とぅーしが勢いよく立ち上がり、
視線を送る先には、外出から戻ったマネージャーが。

黒い髪を１つに纏めて、前髪はぱっつん。

幼いけど、大人感もある、なんか不思議な人で、
話すとクールで、でも笑ったらかわいくて
俺たちの中で密かに推している。

みんな抜け駆けしないで、
横並びでこっそり推してるだけ。

でも、俺はもうちょっと仲良くなってみたいけど………

「どうしました？」

と「この動画の……この人っ！
　この人が着てる中の黒い服ってどこに売ってる？」

「どれです？」

さくらちゃんが小さなスマホの画面を見ようと
しゃがんで、スマホに近付く。

したら自然と俺らにも近くなって、
３人で目を合わせてドギマギ。

やべ〜、めっちゃいい匂い。
髪もツヤツヤだ…
染めたこととかないのかな…

「これ普通のキャミソールじゃないですか？
　丈が短いだけで。」

ネ「…どこに売ってるんすか？」

「ネットだとZOZOとかで売ってるし、
　私はよくいくレディースのショップで買いましたよ」

ゾ「ZOZOだと何日で届くのかな…
　間に合うといいけど……」

「ゾマさんが着るんですか？」

ゾ「うん〜、撮影明後日だからさ〜、」

ネ「だから買いに行けば？？笑」

ゾ「やだよ恥ずかしい。笑」

「じゃあ貸しましょうか？」

ネスが悪戯な笑顔でからかっていたのに、
さくらちゃんの発言をきいてから
険しい表情に変わっていく。

ゾ「まじで？！いいの？！」

「え…まぁ新品じゃないけど良ければ…
　サイズ的にも多分大丈夫そうですし」

と「え〜〜〜、買いにいきなよ〜〜！ねぇ！ネス」

ネ「そうだよダメだよ！」

「貸した方が経費かかんないし、いいですよ。笑」

ゾ「いいってさ、」にや

「じゃあ明日の午後持ってきますね。」

ゾ「ありがと〜〜！！」

立ち去るさくらちゃんに両手を振って見送る。
２人はぶすっとふてくされている。