__恋する (ページ22)

今日:4 hit、昨日:31 hit、合計:14,654 hit

__06 ページ22

_

ネ「動画の通り、俺の上で寝ちゃって、
　しばらくそのままにしてたんすけど」

「はい…すみません」

ネ「その後すぐ解散ってなって、しゃっちょに
　タク代渡されて送っていけって言われて…
　さくらちゃんの家まで送っていきました」

「え！？入ったんですか？！」

ネ「はい、でも不可抗力です。」

「あ、そうですよね、スミマセン…」

朝の記憶を辿ると、めちゃくちゃ散らかってたし、
なんなら取り込んで放置してた洗濯物の中に
下着とかあった気がする…最悪だ……

ネ「こっから先……覚えてないっすか？」

「……はい…まだあるんですね……」

小さく返事をすると、ネスさんは呆れたように
大きくため息をついた。

ネ「ショックだわ……」

「ｽﾐﾏｾﾝ…」

ネ「さくらちゃんをベッドに寝かせて、
　帰りますよ、って言ったら、帰らないでって」

「…え……」

ネ「手握って離してくれなくて」

「………」

ネ「さくらちゃんが寝るまで一緒にいました」

「いたんですか！？」

ネ「はい、まぁ１時間くらいでしたけど。」

「ご迷惑をおかけしました…」

ネ「で、今度ディズニー行こうって
　言ってたのおぼえてません？」

まるで男が口説いてるかのような話の内容に
本当に嫌気がさす。

大事なメンバーの、しかも年下の男の子に
何を言ってるんだ自分は…