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と「かわいいよね?」

「……ぅん…」


可愛い、何この生き物………恐ろしい!

寝かせてあげたいけど、もっと聞きたい。



と「ねむい?」

「……んん…ねむぃ………」

と「ごめんね、もう寝ましょうか…」

「……ん、」

と「おやすみなさい…」

「…………なさぃ……」



そういった後に放置してみたら、
そのまま寝ちゃったらしくまた寝息が聞こえる。

あー可愛い。無限に聞いてられる。

でも起きたらさくらちゃんが絶望しそうだから、
5分ほど堪能した後に切ってあげた。

今日はいい夢見れそ。



ーーー


次の日事務所に寄ると、さくらちゃんの姿が。

周りに人もいるし声かけないでおこ、と思ったら
俺に気づいたさくらちゃんが早足で近付いてきた。

え、なになに。


「ちょっとこっちへ。」

と「え?あ、はい…」


会社の扉の外で、コソコソと小さくなって話す。


「き、きのう………どうやって……」

あー記憶ないパターンね…笑


と「いや普通に寝てたんで、俺が切りましたよ。」

「寝て……?!…ごめんなさい」

と「可愛かったっす」

「忘れて………」

と「やだ」


顔を赤くして、困った顔でモジモジしてる。


と「甘えてて可愛かったなぁー!
  みんなに自慢したい」

「だ、だめっ…!……内緒で………」

と「ないしょ?」

「はい…」

と「悪くない響きですな」

と「じゃあ内緒にするんで、俺と電話してるのも
  内緒にしてくださいね?」

「…わかりました」

と「2人だけの秘密ってことで………
  また話しましょ?」

「…なんか弱み握られた気分…」

と「そんなこという?次寝落ちしたら切ってあげないよ?」

「すみませんでした…」




そう言って少し笑い合う。

ゾマさんに張り合ったわけじゃないけど、
いやちょっとはそうだけど

2人の秘密ができて嬉しい。
しかも可愛いし。


次はいつ電話しようか。




「俺らのアイドル(水)」end

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作者名:まるさ | 作成日時:2022年12月12日 11時

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