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もらった返事は、イエス。
眠すぎる午後の授業を乗り切り、なにやら用があるというAを教室で待つ。
騒がしかった教室も、すぐに静かになってグラウンドからは部活の声が聞こえてくる。
机に突っ伏しながら、雑に消され、まだチョークの粉が残っている黒板を眺めていると、
「おまたせ！」と愛おしい声が聞こえて顔を上げる。
「ごめんね、帰ろっか。」
ふわふわと笑った君は、
やっぱり寂しそう。
今日はその理由を、聞けたらいいな。
なんて、考えるくらいいいでしょ？
「大丈夫、」
って笑って言ってから、席を立ち上がると、机の横にかけてあったスクバを取って、肩にかける。
じっと、俺を見るAに、恥ずかしくなって、思わず前髪をぐしゃぐしゃに撫でる。
気づいた頃には、もう手は出てたから、仕方ない。
相変わらずさらさらなダークブラウンの髪の毛に、笑みをこぼすと、いくぞ、と声をかけた。
頭から手を離して、横を通り過ぎようとすれば、小さくて冷たい手が自分の手に絡んできて立ち止まる。
「……A？」
「手、つなごっ！」
無邪気で、儚いその笑顔に、
Noという選択肢など、なかった。
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高瀬その(プロフ) - コメント失礼します。今日この小説を読んだのですが二人の気持ちとか凄く伝わってきて泣けるけど本当凄くいい話だなあと思いました…！これからも応援しています、頑張って下さい！ (2017年12月29日 9時) (
レス) id: 68845d469f (このIDを非表示/違反報告)
あまみや。(プロフ) - ルイルリ@雨傘さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです…！！読んでいてちょっぴり胸が苦しくなるようなそんな作品を書きたかったので、本当に嬉しいです。頑張ります！ありがとうございました！ (2017年8月6日 3時) (レス) id: c73d1202f1 (このIDを非表示/違反報告)
ルイルリ@雨傘 - コメント失礼します！！すごくいい話ですね！！泣ける…こんな話を書いてみたい…更新頑張ってください！！応援してます！！ (2017年7月25日 12時) (レス) id: 27bfa0ba5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまみや。 | 作成日時：2017年1月10日 17時
