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母「ちなみに、今朝まで一緒に居たのはどこの誰なの？」
『えっ？』
母「まさか勝利くんだったりする？」
なぜか期待するかのようにニコニコ顔でそう聞いてきた。
そうだ…そう言えばお母さん昔から勝利の事気に入ってたんだった。
『ち、違うよ。勝利じゃない』
母「な〜んだ、違うのね」
『あ、これまだ見てなかったな。見よーっと』
テレビの録画リストを確認していると見てない番組があったのでそれを選んでお母さんと見た。
『やっぱこの人面白いね(笑)』
母「そうね(笑)そういや海ちゃんとの時間大丈夫なの？」
『あー、うん。別に時間決めてないし』
母「まだ寝てるのかしら？」
『そうでしょきっと。寝てたら1人で行くって言ってあるしー』
母「なーんでそんな冷たい事言うの！起こしてきてあげなさいよ」
『えー、なんでよ』
母「せっかくの冬休みなんだから一緒に行ってあげなさいって」
『せっかくの意味が分かんないんだけど』
まぁ1人で出掛けるのも少し寂しい気もしたので私は仕方なく海人に電話を掛けた。
だけど留守電の案内に切り替わり、海人は出てくれなかった。
『出ない。寝てるわ絶対』
母「起こしてきてあげなさいって」
『え？家に？』
母「そうよ？あんた鍵預かってるんでしょ？」
『あー、そうだった…』
そう言えば、何年か前に"もしも俺に何かあった時の為に"って海人の家の鍵を預かってるんだった。
自分の部屋の引き出しからその鍵を取り出して、家を出た。
鍵を預かったものの、実際海人に"もしも"が起こった事がないのでこの鍵を使う事は無かった。
人の家に勝手に忍び込むのはちょっとハラハラしたけど、鍵を回して小声でお邪魔しますと呟いて中に入った。
家には何度も上がったことがあるので、靴を脱いでそのまま2階の海人の部屋に行くと蹴り落としたであろう布団が床に落ちていてお腹丸出しの海人がベッドで寝ていた。
『ったく…お腹壊すよ』
そう言って海人の服を伸ばしてお腹を隠してあげた。
海人「………ん」
そのタイミングで海人は目を覚ました。
『おはよ』
海人「えっ！A！？なんで居んの！？」
『いつまで寝てんの、ほら行くよ』
海人「行くって？どこに？」
目を擦りながら海人は身体を起こした。
『旅行会社、行くって言ったじゃんか』
海人「あぁそれか(笑)」
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まあか(プロフ) - 愛さん» コメントありがとうございます！楽しみにして下さって嬉しいです。更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2020年7月19日 12時) (
レス) id: 2b05592676 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - なかなかお忙しいとは思いますが、続きを楽しみに、更新楽しみに待ってます！ (2020年7月16日 2時) (レス) id: 2ef135c0a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MAPI | 作成日時：2020年7月5日 17時
