____Destiny. (ページ5)

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___今日から新学期。

いつも通り海人と登校し、クラス発表を見に行く途中結衣に会った。

結衣「あ、A髙橋おっはよ～！」

『結衣おはよ～！』

海人「おは～」

結衣「A今年も同じクラスだよ！今年もよろしくね」

『うっそ！やったーよろしくね』

海人「俺は？」

結衣「……同じクラスでした～！」

海人「っまじ？」

『え！うそ！同じ？』

結衣「うんっ！三人同じクラスとか中3ぶりだね」

結衣とは高2も同じクラスだったが、海人とは高校で一度も同じクラスになっていなかった。

『やった～！これで帰りも待たなくていいし楽になるね(笑)』

海人「だね。っしゃ～教室行こ～！」

海人は嬉しそうに私の肩に腕を回しそのまま教室へ向かい歩き出した。

結衣「も～待ってよ！朝からイチャイチャしないで～」

『イチャイチャじゃないし！海人恥ずかしいから辞めてよ』

海人「は、何恥ずかしがってんの？別に普通じゃん。なんなら手でも繋ぐ？」

『もうっバカ言わないでっ///』

「おはよ～。なになにお前らやっと付き合ったの？(笑)」

「やだ～Aと髙橋ラブラブすぎ～(笑)」

「海人とAってマジ仲良いよな～」

教室に入るとこれから1年間共にするクラスメイト達が私達を見てザワザワ話している。

『おはよう。待って変な勘違いしないでよ～？海人いい加減離れて！席あっちでしょ』

海人「おは～。は～い。チャイム鳴るまでAの席にいる～」

『も～う』

海人は恥ずかしげもなくベタベタしてくるから周りからは友達以上恋人未満と言う認識になっているらしい。

_____数ヶ月後

結衣「A～！聞いて聞いて聞いて！」

『どうしたの？結衣』

授業が終わり、お昼休憩になった瞬間結衣が駆け寄って来た。

結衣「昨日ね！バイト先にね、神宮寺先輩と平野先輩が食べに来たの！」

『うそ、話したの？』

結衣「うん、話したよ。でもね…」

『…ん？』

結衣「女の人二人も一緒だった」

『…そ、そうなんだ。大学の人かな？』

結衣「ん～多分？なんか仲良さそうだったし雰囲気がダブルデートって感じがしたなぁ」

『ダブルデートか～(笑)いいなぁ～キャンパスライフ楽しんでるんだね』

遠くから海人がこちらを見ている事に気付かなかった。

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