____Destiny. (ページ39)

今日:10 hit、昨日:2 hit、合計:86,287 hit

39 ページ39

.

『えぇ！？そうなんですか！？』

えぇぇぇぇぇっ！！！

てことは、今日は私と先輩2人きり！？

紫耀「だから今日は俺と2人きりなんだけどごめんね？」

『いやいや謝らないで下さいよ、私の方こそすいません。私なんかの為に時間作ってもらっちゃって』

紫耀「……俺は嬉しいけどなぁ」

『へ？』

紫耀「Aちゃんその服すっげぇ似合ってる。可愛いよ。髪の毛も巻いたんだ？初めて見たAちゃんのクルクル」

隣を歩く先輩が私のゆるく巻かれた髪の毛を優しく触った。

『朝時間があったのでちょっと巻いてみました(笑)』

紫耀「なんか一気にお姉さんになったね」

『え、ほんとですか？今日のテーマは大学生なのでそう言ってもらえて嬉しいです！』

紫耀「お姉さんになりたいの？(笑)」

『そりゃ大人っぽく見られたいですよ！』

紫耀「そっかそっか、女の子はそう言うもんなのか～！あ、そうださっきじんの教室回ったんだって？」

『え、あっそうなんです。たまたま私のグループが回った教室に神宮寺先輩が居て…気付いてくれました(笑)』

紫耀「俺がさっき授業受けてた教室案内するね！」

『見てみたいです！』

先輩が授業を受けていた教室を案内してもらい、その後もオープンキャンパスでは見れなかった教室をいくつか案内してもらった。

『やっぱり大学って広いですね。絶対1人じゃ迷子になります』

紫耀「通えば慣れるよ大丈夫(笑)」

『そう言えば先輩ってサークルとか入ってるんですか？』

紫耀「入ってるよ。でもサークルって言うより同好会的な？」

『へぇ～どんなことしてるんですか？』

紫耀「ツーリング好きな人達が集まって時々予定立ててみんなでツーリングしてるんだ」

『ツーリングですか！凄いですね、平野先輩バイク乗れたんですね！』

紫耀「んー、でも俺は車の方が好きだから基本車なんだよね(笑)じんはバチバチにバイク乗り回してるよ(笑)」

『え～、そうなんですね！バイクの風って気持ち良さそうです(笑)』

紫耀「今度じんの後ろ乗せてもらいなよ(笑)」

『いやいやいやそれは恐れ多いです…』

紫耀「ふはっそっか(笑)そうだ、今日も多分部室に何人か来てると思うから行ってみよっか」

『部室…ですか？』

紫耀「あー、なんかね。行き先決めたり暇潰したりする部屋があって、部室って呼んでんの(笑)仲間紹介したいから行こ！」

.