____Destiny. (ページ36)

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- Sho side -

真奈美「え、なんでそんなニヤけてんの？(笑)」

紫耀「………なんだ真奈美か」

期待していた人とは違い少しガッカリした。

俺はそのまま歩き続けたが真奈美もそのままぴったりひっつきながら隣を歩いた。

真奈美「ちょっと、なんだって酷くない？ねぇてゆか紗季と勇太は？」

紫耀「さっき上で会ったよ。じんこの後振替授業があるっつって授業行った。紗季はトイレ」

真奈美「そうなんだ。今から紗季とパンケーキ行くけど紫耀も行こうよ」

紫耀「だから俺今日用事あるっつったろ？無理だって」

真奈美「用事ってなによ、終わるの待ってるから行こうよ」

紫耀「待たないでいいから、2人で女子会しておいで」

真奈美「じゃあ一旦帰るし帰るだけ一緒に帰ろ？」

紫耀「悪い俺まだ帰んないの。だから今日は一緒に帰れないから1人だけど気を付けて帰れよ？」

真奈美「……今日は家の前まで送ってくれないの？」

紫耀「うんごめん、先帰ってて」

真奈美「紫耀と帰りたい」

紫耀「…しつこい。」

真奈美「ごめんね紫耀でも私…」

紫耀「早く帰れって」

早くAちゃんに会いたいのになかなか帰ろうとしない真奈美に少し腹が立ちキツく当たってしまった。

すると泣きそうな顔をしながら少し怒ったような目付きでこちらを見つめ回れ右をして階段を上って行った。

紫耀「…ちょっと言い過ぎたか」

まぁあいつには次会った時にでも謝ればいいかと思いAちゃんの待つ広場へと急いだ。

青いソファを見つけたがそこには誰も座っていなくて辺りを見渡してもAちゃんと結衣ちゃんの姿は見当たらなかった。

紫耀「電話してみよ」

AちゃんにLINE電話をかけた。

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