____Destiny. (ページ35)

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- Sho side -

授業が終わり、すぐに携帯を開くと1件のメッセージが来ていた。

LINEのアプリを起動させるとAちゃんからだった。

2階のちょっとした広場に居るらしくすぐに教室を出てニヤける顔を頑張って堪えてじんといつも落ち合う場所へ向かった。

紗季「なに？めっちゃニヤけてんじゃんどしたの(笑)」

勇太「……ぷっ(笑)」

同じ授業を受けていたじんと紗季が先に着いていたらしく堪えきれてなかったニヤけ顔を馬鹿にしてきた。

紫耀「うるせっ」

紗季「私ちょっと御手洗行ってくるね～」

勇太「ん、行ってらっしゃい

…そのニヤニヤの発端はAちゃん？(笑)」

紫耀「はっなんだよ！悪いかよ」

じんが気持ち悪い程ニヤニヤしながら近付いてきた。

勇太「そりゃそうだよな～、今日のAちゃん清楚でめっちゃ可愛かったもんな～」

紫耀「………はっ？え、なにお前会ったの？」

勇太「え、何逆に見てないのにニヤニヤしてたの？」

紫耀「おまっ違うから！別にニヤけてねーし」

勇太「なんかいつもと違う雰囲気だったよ。高校生とは思えない程清楚で可愛かったな～」

紫耀「俺まだ見てねぇのに」

勇太「授業見学で回ってきた軍団見てたら一際目立つ可愛い子が居て、それがAちゃんだったから手振ったら振り返してくれたよ(笑)」

紫耀「何ちゃっかり手とか振っちゃってんの。とりあえず2階の広場で待ってるから早く行くぞ」

Aちゃん達が待っている広場へ早く行きたくて階段に向かおうとした。

勇太「てか紫耀マジごめん！」

紫耀「は、なに？」

勇太「俺この後授業入ったんだわ…先月休講んなってたやつが急に振替入ったみたいで」

紫耀「急すぎだろ」

勇太「先週メールで通知来てたらしいんだけど俺そのメール見てなくてさっき聞いた」

紫耀「はぁー？マジかよ…俺1人で2人を案内するの？」

勇太「結衣ちゃんは紫耀の味方なんだし何かあったら気遣ってくれるよ多分」

紫耀「だといいけど…」

勇太「てことで、2人によろしくね。授業行ってくるわ」

紫耀「おっけ、頑張ってな」

勇太「おう」

じんと別れ俺は2階まで階段で駆け下りた。

2階に到着しソファのある広場へ向かうとしたその時、後ろからぴったり俺の肩に密着してくる子がいた。

Aちゃんがすぐに俺を見つけて駆け寄って来てくれたのかと思いすごい勢いで隣を見た。

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