深澤センパイの思惑通り。②［紫］ (ページ24)

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▽あなたside

目が覚めると、いつもの天井が見えて、体を起こそうとすると腕が絡みついて起こすに起こせない。

『え、え、なんで···、』

隣に深澤さんが居た、というか寝ている。

なんで？なんで？え、

深「んー、Aちゃん、？」

『、深澤さん、』

深「おはよ」

『おはよ、ございます、』

どうしよう、昨日のやつって、ほんと、だよね？夢じゃないよね、

深「ふふ、なんか起きてAちゃん居んの変な感じ、」

『や、それは私も、です、』

深「昨日の、忘れた、なんて言わないよね？」

ジーっと見つめられて、逸らせなくて。

『··· 覚えてます、ちゃんと。』

深「っふ、良かった。」

··· てか、今何時？携帯のディスプレイを付けると7時。

良かった、家を出るまでまだ余裕があった。

『とりあえず、朝ごはんでも食べますか？』

深「うん、食べたい。」

ベットから出て、キッチンへ。トーストと簡単なものを作って机へセッティングする。

深「うわ、うまそー。食べてい？」

『そんな大したものじゃないですけど···』

いただきます、と手を合わせて食べだした深澤さんは、すぐに目を輝かせて、おいしい、と感想をこぼしてくれて一安心。

朝からぽやぽやとした深澤さんを見れて癒された。可愛い。

深「ご馳走様。美味かった！」

『ふふ、それは良かったです。』

なんてしていればすぐに家を出なければならない時間を迎えてしまって、

『深澤さん、もう家出ないと···』

深「なら一緒に行こうよ。」

断れるはずもなく、深澤さんと出社することになった。

··· で、こういう日に限って、深澤さんの仲良い人たちと会うんだよなぁ、