深澤センパイの思惑通り。②［紫］ (ページ17)

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▽あなたside

営業課の人に用事があって顔を出すと女性に囲まれて笑顔を浮かべてる深澤さん。

····· 相変わらず人気者だな、

深澤さんの方を見てたら目が合ってしまって、すぐに逸らしてしまった。

不自然すぎたな、さすがに。でも、私悪くないもん。

すぐに用事を済ませて自分のオフィスへ戻ろうとしたら深澤さんに話しかけられる。

深「Aちゃん」

『···· 深澤さん、』

深「おれ、なんかしちゃった？」

私の事なんて気にしないでいいじゃん。彼女さんのことだけ気にしとけば良いのに、

··· なんでそんな寂しそうな顔をしてそんなこと聞くの。

『····』

深「ちょ、Aちゃん！」

今、声を出せば思ってもないこと、深澤さんに酷いことばかり言いそうな気がして、すぐにその場から逃げた。

あーあ、また嫌われるようなことしちゃった。