深澤センパイの思惑通り。②［紫］ (ページ16)

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▽あなたside

さすがにおかしいと思ったのか阿部さんに給湯室へ腕を引かれ問いただされる。

阿「ねぇ、ほんとに何があったわけ」

『···· きのう、深澤さんを家まで送っていったら深澤さんの部屋からおんなのひと、』

阿部さんにはどうせ隠し事できないし、そう思ってすぐに言ってしまった。

阿「あーそゆことね。その女性をふっかの彼女だと思ってるわけだ、Aちゃんは。」

『そりゃあ、部屋から出てきましたし、』

中々ラフな格好だったし、

阿「多分だけど、彼女じゃないよ。」

『···· そうだと良いんですけどねぇ、』

阿「あ、だから昼間、目黒が弄ぶなら～とか言ってたのか、納得。」

『納得してる場合ですか。』

阿「とりあえずさ、今日すぐ終わりそうだし、2人でご飯ね。」

なんて、少し楽しそうな顔をして言うもんだから断れるわけなんてなくて。

『···· じゃあ、飽きるくらい付き合ってもらいますね。』

阿「明日も仕事だから程々に～(笑)」

この際、包み隠さず全部話しちゃえ。だって、相手は阿部さんだもん。