深澤センパイの思惑通り。［紫］ (ページ42)

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▽あなたside

体のだるさはましになったけど、深澤さんがうちに泊まるってことが1番しんどいし、中々パニック。

どうしよう、てか、私めちゃくちゃすっぴんだし、髪ボサボサだし、

はぁ、最悪。もうやだ。

『今更ですけど、こんなすっぴんに髪ボサボサってお見苦しいとこ見せてすいません、』

深「なあに言ってんの。十分可愛いじゃん。」

深澤さんって、簡単に女の子が喜ぶこと言ってくれる。いつも可愛いねって。

『深澤さん、ご飯どうしますか？』

深「あぁ、こら。立とうとしないで。いいよ、俺適当にしとくから。」

『でも、来てくださってますし、』

深「俺はAちゃん看病するために着てんだから気にすんなって。ね？」

その後、体調大丈夫そうならお風呂入っといで、と勧められ、お風呂へ。

とりあえずシャワーだけで良いかな、

まだボーっとする頭で体を洗い流してさっとお風呂を出たらコンビニのラーメンを啜ってる深澤さんが居た。

『すいません、先にお風呂、』

深「いーの、いーの。あ、勝手に飯食っちゃったけどごめんね。」

『いや、大丈夫です。深澤さんもお風呂入ってください』

深「あ、ほんと？さんきゅー」

どうしよ、深澤さん上がってきたあとの服とかない·····

深「あ、下着とかコンビニでついでに買ってきたから心配しないで」

『あ、そうですか、自分の分しかないのでどうしようかと』

深「そっか、良かった」

『？良かった？』

何が良かったんだろ、と頭の中で疑問に思って居れば、

深「だって男もんの服とか出されたくねえもん」

『はい？私男兄弟いないのでそんなのありませんよ』

深「分かんねえじゃん、元カレとか」

『家入れたことありません。早くどうぞ、』

少し不機嫌そうに言うからどう反応すれば良いかなんて分からなくてわざとらしくお風呂へ押し込んでしまった。