深澤センパイの思惑通り。［紫］ (ページ16)

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▽あなたside

家に帰ってから、改めて今日休日で良かったと思った。

携帯の電源をつけたらめぐからの連絡が凄くて、その前に阿部さんに返しとこ。

阿部さんふっかに任せちゃったけど大丈夫だったー?
阿部さん二日酔いだけ気をつけてね。
Aすいません、またご迷惑おかけしたみたいで ··· 恥ずかしいです
阿部さんいーのいーの。笑また月曜ねー

二日酔いのことまで考えてくれてなんて優しいんだ、ほんとに。

でも、見事に二日酔いなんですけどね、

はぁー、とため息をついたとこで着信音。誰ーと思っていればめぐからで。

『もしもーし』

目「昨日から連絡してんのになんで返信くんねえの」

『ごめんごめん、酔い潰れてた』

目「もーだから阿部くん頼んだのにー」とか「しょっぴーもあてなんないし、なんなの」とぶつぶつ文句を垂れ流してる。

あ、それで思い出した。

『てか、ねぇ、めぐって阿部さんと知り合いなわけ？』

目「知り合いも何も大学の先輩だし、良く遊んでるけど。」

『 ··· 待って、なんでこんな、嘘でしょ、』

もう、世の中の狭さといえば驚きすぎて言葉も出ない。

···· 言葉も出ないは盛りすぎか、語彙力無くなる。

目「ほんっとに気を付けてよ！！」

『分かった分かった。じゃあ、切るよ？』

目「はーい」

改めてめぐと7人、並んでるとこ想像したら寒気してきた。