深澤センパイの思惑通り。［紫］ (ページ1)

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第一章：深澤さんという人。ページ1

▽あなたside

今の会社に配属になってからやっと1年ほどが経とうとしている。

元々支社勤めだった私は、支社から本社へ転勤になり、総務から経理へと部署も変更。

最初こそExcelなんて最後に使ったのが前すぎて操作等を思い出すところから始まった。

····· 一応情報処理検定持ってんのにな、なんて我ながら呆れた。

元々総務に居た私は、経理の仕事に慣れるまで中々時間がかかり、やっと慣れてきた。

改めて思ったけど、支社と違って本社って凄すぎない？なんかビシッとした人多くて、サラリーマン！って感じの人がめちゃくちゃ多い。

それにこの会社の営業部は中々良い人材を複数持ち合わせてるらしい。私はまだ会ったことがないけど、営業部のエースの岩本さんと深澤さん、この2人はもうダントツらしい。

まぁ、会ったことないけど。

阿「A、そろそろ慣れたでしょ？」

『はい、さすがに(笑)最初は散々迷惑おかけしましたほんとに ··· 』

阿「あはは(笑)いいの、いいの。仕方ないよ。急な部署異動だったし。」

思い出すだけでほんとに阿部さんには頭が上がらないよ ···。

ほんと、この人が上司で良かった。