深澤センパイの思惑通り。［紫］ (ページ27)

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▽ ページ27

▽あなたside

深澤さんとは、途中で別れて阿部さんと一緒にデスクまで向かう。

阿「で？ほんとの理由は？」

『え？』

阿「眠れなかった理由。あれ、誤魔化したでしょ。ふっかに聞かれたくなかったのかなーって思って俺も誤魔化したけど。」

····· やっぱ、隠し事なんて出来ないんだな、

『実は、昨日残業した後、深澤さんに家まで送って頂いて、そしたらめぐが家の前で待っててくれたんです。連絡取れないから心配したって。深澤さんが帰った後に、めぐになんと言うか、そのー···、こく、はくされました』

阿「ふーん、それで悩んでたって訳か。そりゃあ、ふっかの前で言わなくて正解じゃない？」

『？』

阿「まぁ、目黒も格好良いしねー。どうせ目黒のことだし、返事言わなくて良いからーとか言ったんでしょ？」

『まぁ、』

阿「で、Aちゃんは目黒のことどう思ってるの？」

『どう、って···』

そこで部長の声がして、仕事が始まる音がした。

阿「ありゃ。これはまた後でだね。とりあえず今は仕事の事だけ考えといてね。」

『それは、もちろんです。』

私、めぐのことどう思ってるんだろ、