There's no rose without a thorn. (ページ8)

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モモ「随分、気合入ってますね？」

ワンちゃん「変なこと言うのやめてください！
俺はいつだってどんな仕事でも
誠心誠意、取り組んでいるつもりです！」

モモ「そうですか」

ワンちゃん「めっちゃ冷たい… 」

モモ「冗談はこれくらいにして。
これから3週間長くないですか？」

ワンちゃん「最初はちょっと迷ったんですけど、
一昨日の夜にガスが止まって、
昨日水道が止まったんで、応募しました。
3週間も光熱費の心配せずに過ごせるなんて
最高じゃないですか？」

モモ「光熱費の節約が今回のお仕事を
しようと思った1番のきっかけですか？」

ワンちゃん「簡単に言うとそうですね。
大学も夏休みに入ったんで、実家に帰ろうかなとも
思ったんですけど、交通費もなくて」

モモ「苦労されてますね。
では、彼女についてどう思いますか？」

ワンちゃん「 …正直すっごいかわいいなって
思いました。
普段大学で男ばっかの中で過ごしてるから、
女の子と話すの実は久々で」

モモ「もしかして一目惚れですか？」

ワンちゃん「いや、でもあれだけ可愛かったら
彼氏いるかもしれないじゃないですか」

モモ「もしいなかったら
アプローチするんですか？」

ワンちゃん「 …あれ、今回のインタビュー、
仕事の話まったくしてなくないですか？」

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