【ハイキュー!!】彼との相性は最悪です。【月島蛍】

2.宿敵。 ページ3

圧に負け断れず、とりあえず見学というか仮入部を、と言うと

じゃあ放課後！楽しみにしてるな！と、

眩しい笑顔でさらっと今日見学することを決定する翔陽。





意外と強引だな！！？

いや知ってたけどさあ！！





まぁバレーは嫌いじゃないし、いいか。

この時は、そう思ってた。






＿＿＿＿そして放課後。





主将の澤村先輩にお許しを頂き、

ジャージに着替え、マネの仕事を手伝いながら、


翔陽すっごい飛ぶなあ、とか。

マネって意外と仕事大変だな、とか。

あのリベロの人、レシーブ上手だなあ、とか。


とかとかとかとか考えていたところ。



休憩のお声がかかり、(私史上最強の)マネの潔子先輩と一緒に、タオルとドリンクを渡す。




『はい、翔陽！すっごい飛ぶねえ！さすが！』


｢へへっ、ありがと！

A、マネ楽しい？入部する？？｣


『大変だけどすっごいやりがいあるし、またバレー見れて楽しいよ！

まだ考え中だけど、多分入部するかも！』


｢まじ！？やった！！｣



あー。翔陽可愛いな。可愛いぞ。


翔陽くらいの身長なら話してて首が苦じゃない。

世の男の方さ、

皆このサイズになんないかな？？？(無理)




『あ、どーぞ………………ぅわっ、』



ついつい翔陽の可愛さに浸りーの、ながら作業をしてしまった時。




｢………なに？はやくちょうだい。｣






なんと出会った。


出会ってしまったのだ。







翔陽の次にタオルとドリンクを渡そうとした彼。


私にしっかり影を落とし(故意ではない)、

私を見下ろしながら、プッと吹き出している(故意)この野郎。




こいつこそが。








｢…………………君、小さすぎじゃない？

ここ高校だけど。小学校と間違えてる？｣









『はああああ！！？

もういっぺん言ってみろやこんのクソメガネェ！！！』









＿＿＿＿＿私の宿敵、月島クソ野郎だ。

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