彼ら 性格に難あり。【 歌い手 】

幸運 ページ7

luz .






数日前の志麻くんとのCASの一件以来、以前より格段に配信をする頻度が上がった。
何かと、視線は下にいき 目にとまったコメントに答える。



次から次に、流れるコメントもここ最近は注意深く確認している。







A@リス♔ __.





志麻くんとの配信で、時折 彼は画面をスクロールしていた。
最初は気にもとめていなかったが、どうも おかしい。

志麻くんが、特定のアカウントのコメントを確認していたと気づいたのは、CASが終盤に差し掛かった頃だった。



それが、A@リス♔ __. と言うアカウントだと気づけたのは本当に幸いだった。
至って、シンプルな 簡単に見落としてもしかたがないアカウント。

そもそも、俺の配信にくる可能性は低い。
でも、関りを作るには配信をする以外に方法はない。

数打ちゃ当たる、それに賭けた。



今日も、配信後に一通りコメントを眺めるも見当たらない。

最初から、そう簡単にいかないことは重々承知だ。
明日は、何時から配信しようか と 、スケジュールを確認していると、まふから着信が入る。





＿＿ るすくん、今 いい？






「 いいよ、どうした？ 」





＿＿ 実は、最近 知り合いと飲む機会があって、そこで知り合った子と 後日 断りきれず 遊ぶ流れになっちゃってさ。






「 あ ー 、まふ ならありそう。まふ、人見知りなのにそう言うとこあるよね。 」








＿＿ そこは、深く反省してるよ？そこで、お願いなんだけど、俺が るすくんに合わせるから 一緒に付いてきて欲しくて、一生のお願い！











＿＿＿＿ ( ♡ ... )












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