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nrs .
Aご飯なんて、何時でもお供しますよ。
Aそれより、ご自身のお体をご自愛ください、心配です。
続け様に 通知音がなり 、メイク中だと言うことも、気にせずスマホを手に取った。
Aちゃん に ご飯のお誘いをしたのは 2・3 日前で、意外にも 返信はその日の内に返すタイプの彼女。
美人な
でも、彼女は 困った時 以外 は レスポンス 早めで、安心感を得ていた。
今の、と言うか、 彼女の前の俺は 、良くも悪くも、俺ではない。
自分でも自分の執拗さと幼心に引いている。
バクバク と 早まる 心音を落ち着かせるように 息を細く吐き メッセージを開いて、まさに飴と鞭。
俺を気遣う言葉と共に、今回もまた 縦に頷くことの無い彼女。
まだ … か、と 内心落胆しているが、彼女もその気がない訳では無い事を 信じている俺は根拠の無い自信に満ち溢れていた。
「 LIVE 前ですよ 〜 、なるせさん、集中してください?」
メイクをトップバッターで終わらせ、発声をしていたはずのあらきがいつの間にか隣の椅子に腰かけていた。
俺らの周りでは、スタッフさん達が慌ただしく走り回っている。
「 あらきさん、なるせさんっ、!!るすさん知りませんか?まだ、メイク終わってないのに 何処にも見当たらなくってっ、」
一人のスタッフさんが、それはそれは、青白い顔で 俺らに声をかけてきた。
いやいや、この バタバタの原因、我らがリーダー 様のせいかよ。
「 すみません、俺は … 」
「 … … や 〜 、俺も知らないっすね。お力になれずすみません。 」
隣の赤髪野郎、絶対 なんか知ってる。
ひと芝居打つ あらきを横目に見ながら、俺も 黙りを貫いた。
「 お、るすさん 戻ってきたっぽいよ。」
メイクを終えて 、歌い手 nqrse と あらき のスイッチが入った俺らはソファーに並んで座り 楽屋に備え付けのモニターを眺めながら、会場が埋まっていく光景を眺めた。
あらきの声に促されるまま、視線を向ければ luzくんが さっきのスタッフさんと共にご帰還。
メイクさんを筆頭に 一斉に 、彼の周りに人が集まる。
さすが、プロ。 開演5分前に 完璧なluzをつくりあげた。
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るるる(プロフ) - 凄く面白いです!これからも頑張ってください! (2020年12月11日 23時) (レス) id: b6f1a1f662 (このIDを非表示/違反報告)
ちむ - こういった言葉を濁しても分かりやすい性 的描写を書く場合はフラグを立てるのがルールです。フラグ立ててください。 (2020年10月28日 0時) (レス) id: 1314448094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱんだ ぱーかー | 作成日時:2020年10月24日 22時