検索窓
今日:6 hit、昨日:8 hit、合計:43,589 hit

ページ22

luz .






自分でも呆れる、Aって名前に過剰に反応してる。
俺の中の彼女となるせの言った○○○ジョが同じなんて事は奇跡レベルで無いだろうけど、何故か なるせの話を聞きたい自分がいた。


あらきと目が合った気がするけど、単なる興味本位だと思ってくれる事に期待する。





「 なるせ 、それ 本気で、 … 言ってるの?」





その場に思わず立ち上がった めいちゃんの目は落っこちそうな程、見開かれていて、なるせを見下ろしていた。

でも、なるせは めいちゃんと目を合わせるの事はせずに、真っ直ぐ前を向いて 黙っていた。






「 それは、これからの俺の行動を見て判断して。」






っ… … , 。


得体の知れない敗北感に言葉を詰まらせる。
なるせの表情が見えているのはめいちゃんだけなのに、彼の言葉は俺らにも向けられていて、なるせ らしくない。なんて言葉は 余りにも 幼稚だ。





「 あ、ちょっ、… なるせ!!! 」


「 もう、いいだろ、そもそも 俺のスマホです。」





その反応は違うだろ、と笑いながら スマホを見たなるせは、びっくりするほど 嬉しそうに口の端を上げる。


俺ら3人、全員 なるせを注意深く見ていた。
言わなくても分かる、沈黙がながれているから。






「 うおっ、静か過ぎて なんか変。」






周りが静かになっている事にさえ気付かなかった なるせは遅れて反応する。

ゆっくりとした 足取りで 向かった先は、静まりかえった廊下へと続く フロアを隔てる 扉。





彼の足は留まることなく、進んでいった。



















.

▽→←▽



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
190人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

るるる(プロフ) - 凄く面白いです!これからも頑張ってください! (2020年12月11日 23時) (レス) id: b6f1a1f662 (このIDを非表示/違反報告)
ちむ - こういった言葉を濁しても分かりやすい性 的描写を書く場合はフラグを立てるのがルールです。フラグ立ててください。 (2020年10月28日 0時) (レス) id: 1314448094 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぱんだ ぱーかー | 作成日時:2020年10月24日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。