彼ら 性格に難あり。【 歌い手 】

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you .



久々の休日に、浮き足立って、予定と称して息抜きの時間を詰め込みすぎた私は、早めにお風呂を済ませて リビングでウトウトしていた。


そのせいもあってか、着信に気づくのが 少し遅れ 慌てて誰かも確認せず通話ボタンを押した。





《 もしもし、俺だけど。 出んの遅くね？ 》



『 ごめん、ちょっと うたた寝してた。 』





出先なのだろう、周りが少し騒がしい。
何時もの、暇電とやらだろうか？？ それなら、寝室でダベっても文句はないだろう。






《 寝るとこだった？ 》



『 そのつもりだけど、急用とか？ 』







少し、通話口から 離れ 誰かと 今日 来れそうにないっぽいです。と話す彼。


ちょっと、代わってくれへん？ と話し合い手であろう人の声が やけに、聞き覚えのある声で 、あるはずの無い、もしも、に心臓がバクバクと早くなる。

電話越しに 緊張しながら 待っていれば、





《 急に 無理言ってごめんな 、初めまして 。 》





明らかに、男友達とは違う 男の人の声へと変わる。
私の 聞き間違えで無ければ 独特の訛りと 気だるげなエロっぽい声は、私の知り得る人は一人しかいない。





《 歌い手のluzです、志麻くんのリスナーさんやって聞いてるんやけど、俺のこと分かります？ 》








こ ん な パ ワ ー ワ ー ド 、あ っ て い い の ？ ？








『 も、もちろん 存じ上げてます、』






絶賛、オーバーヒート して 情報処理が追いついてない私にはこれが精一杯だった。
寧ろ、大絶賛されてもいいと思う、限界ヲタには 荷が重い。






《 緊張してるやんな、ふふ、気楽に話してくれてええんですよ。 》








気楽 って 、何 、？？ 無理 優しい 。()








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