◎____17◎ ページ17
.
『はぁ。もうこんなになるまで飲んじゃって…。
ほら、水飲んで？』
先輩はすぐ目の前にいるのに、手を伸ばせばいるのに、
遠くの方でその声が聞こえる。
『も〜この前と立場逆転ㅋㅋ』
ソクジン先輩がゆっくり水を飲ませてくれる。
頭はズキズキするけど、少しずつ視界が広がり脳が働き出す。
.
(あぁ私、ユンギのことでヤケ酒してぶっ倒れちゃったんだ…。
それで………_____。)
先輩の顔を見つめる。
ん？とした顔で先輩は首を傾けて微笑んでくれる。
あぁ、もう一度あの味を味わいたい…。
無意識に顔を近づけようとしたその時。
『あ、二日酔いの薬あるから、そっちも飲んどこっか。』
パッと先輩が立ち上がって自分がしようとしていたことに気づいて赤面してしまう。
.
『薬なかったや〜ごめんね〜』
おかしいな〜と頭をかきながら戻ってくる先輩。
『僕、ソファで寝るからAちゃんはベット使いな。』
立てる？とフラフラの私に肩を貸して寝室へ連れて行く。
『あ〜ごめんね汚くて。ベット上ちょっと片付けるよ。』
(この前ここに居た時はあんなキスしてきたくせにさ…。
結局酔ってた悪ノリですか。)
分かってるよ、先輩にそんな気なかったことくらい。
酔ってる女を家に連れ込んで襲うような人じゃないってことも。
でもそんなに普通にされるとどこかで期待してた自分が改めて虚しくなるじゃん。
.
ベットの上の物を片付ける後ろ姿を睨みつける。
「前みたいに襲ってよ………」ﾎﾞｿｯ
『ん？なんて……………！！///』
こちらを振り向く前に後ろから抱きついた。
アルコールが私を積極的にしてるみたい。
.
「先輩…
私を………抱いてください。」
『え……………？』
私はそのまま先輩をベットに押し倒して唇を塞いだ。
『Aちゃん！何してるの！ダメだよこんな事しちゃ！！』
両手で顔を挟んで引き剥がされる。
もう訳わかんなくて涙が出てきた。止まらない。
それでもお互い目はそらさない。
,
ふと先輩の力が緩まって私はその隙にまた唇を重ねて…舌を押しやる。
先輩も最初は抵抗していたけどそれもなくなると
私は唇を離して彼を見つめた。
『ダメでしょ…。』
なんて言った彼の目も、もうその気だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 606人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ﾅﾋ(プロフ) - みーさん» みーちゃん！！！！hshs (2015年10月16日 0時) (
レス) id: cccd6b035e (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - いいかんじ(わたしは誰でしょう←) (2015年10月16日 0時) (レス) id: 652a57fda0 (このIDを非表示/違反報告)
ﾅﾋ(プロフ) - みささん» うわぁありがとうございます！(泣)これで毎日こちらも更新するのが楽しみです(^^)頑張ります！！！ (2015年10月13日 17時) (レス) id: cccd6b035e (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - ナヒさんお誕生日おめでとうございます。毎日楽しみに読ませてもらってます。ありがとうございます。 (2015年10月13日 17時) (レス) id: 98a1d5ddff (このIDを非表示/違反報告)
ﾅﾋ(プロフ) - miniさん» コメントほんとに頑張る糧になってます(泣)ありがとうございました！ (2015年10月8日 15時) (レス) id: cccd6b035e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ﾅﾋ | 作成日時：2015年10月1日 20時
