23.作戦会議 ページ23
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「ねえ。その人ってかっこいい？」
「かっこ…いいんじゃないかな？人によるとは思うけど。」
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でも、塩顔だし足スラーっとしてモデルみたいに長かったからもんちゃんは好きそう。
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「何ソレ。イケメンにお持ち帰りされて、でもする事してないって勿体ないじゃん！」
「えー。そういうもんなの？てかお持ち帰りじゃなくて、介護してもらっただけだから！」
「お持ち帰りも同然でしょ？」
「違うってば！」
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はいはいー。と、適当に流してお酒の追加注文するもんちゃん。
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まだ酔いたい気分だけど、昨日の事があったから流石に今日はやめとこう。
あの時は、渡辺さんがいたから良かったけど女の子二人ってなるとまた意味が違うもんね。
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「あ…、そうだ」
「なぁによ？」
「その人に服借りて返そうと思ってたんだけど、連絡先交換するの忘れちゃって…。どうしたらいいと思う？」
「んー。…諦めな。」
「放棄するのはや！」
「いや、どうしようもなくない？その人のお家とか覚えてるの？」
「…曖昧だけど。」
「曖昧は覚えてないのと一緒でしょ、ほんとにアホの子だね」
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もんちゃんのストレートな言葉に、胸にグサ、と刺さる。
たしかに私が悪いけど！…いや、私がヒャクパー聞いてないのが悪いんだけどね！？
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「うう。どうしようもんちゃん。」
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もんちゃんの隣の席に移動して、腕を組んで、肩に頭乗っけたら。
頭をヨシヨシ、と撫でてくれた。
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「もう一回あの公園行くのはどう？あ、行くんだったら一回じゃ足りないから毎日行くべきだね。」
「…」
「ちなみに、公園は覚えてるの？」
「公園は覚えてるよ、まだ酔っ払ってなかったし。よく翔太くんとも行ってたし。」
「じゃあ、行こう。家もその公園から近いのかもしれないよ。」
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「まあ、会えなかった時はそれまでだけどね」
「そう…だね。」
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たしかにあの公園に行けば会えるのかもしれない。
けど、“偶然会える”なんて現実味がないから会える感じが全くもってなさすぎる。
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…しかも翔太くんの家から近いから、もしばったり会ったりでもしたらどうしよう
それが、一番嫌だな。
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おなべ(プロフ) - 秘 月さん» 読んで頂き有難うございます♡！お気に入りだと言って頂けてとても嬉しいです´›﹏‹`更新頻度に差がありますが、是非最後まで楽しんで読んで頂けたらと思いますˊᵕˋ (2022年6月24日 21時) (
レス) @page39 id: dc1f7e9b19 (このIDを非表示/違反報告)
秘 月(プロフ) - コメント失礼します…！ このお話ほんっとにお気に入りで、渡辺くんとの関係性とかも毎回ワクワクしながら読んでます！ 作者様のペースで更新頑張って下さい^^ (2022年6月24日 16時) (レス) @page38 id: 269ba6d569 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おなべ | 作成日時：2022年5月12日 22時
